【飛距離アップ】日本生まれ中国育ちの美女プロゴルファー、セキ・ユウティン「私が30ヤードUPした秘密」
2019年プロテストに合格。QTでも9位に入り前半戦の出場権を獲得した美人プロ、セキ・ユウティン。3年前は210ヤードだった飛距離が240ヤードまでアップ。プロテスト合格につながった飛距離アップの秘密をじっくり教えてくれた!
セキ・ユウティン
1998年生まれ。福井県出身中国育ち。7歳のときにゴルフを始め、15歳で中国ナショナルチーム入り。2019年日本のプロテストに合格しQTを受験。見事9位で前半戦の出場権を獲得した
セキ・ユウティンの240Yスウィング
──前よりもスウィングが力強くなったように見えますが?
セキ クラブの上げ方を変えました。以前はトップの場所やダウンなど、たくさんのことを考えていて、形ばかりを気にしていました。悩むことも多くなってしまったので、今は腰の高さまで真っすぐに上げることだけを意識しています。
「腰まで真っすぐ」上がればナイスショット確定!
── どうしてその考えになったのですか?
セキ シンプルにスウィングを考えたかったからです。練習を重ねていくうちに”始動が決まればインパクトも乱れない”ことに気がついたんです。
── 上げるときの注意点はありますか?
セキ 両腕の三角形を崩さずに上げることです。手先ではなく体全体を使って上げられるので、トップで力が溜まるようになりました。だから今は腰の高さまで思い通りに動かせたら「いいショットが出るな」と感じられるんです。
Point①両腕の三角形を崩さず上げる
地面の力を使うには、ダウンで「右太もも裏」に力を集中
── ダウン以降はまったく意識していないのですか?
セキ そんなことはないです。飛ぶようになった2つ目の秘密は”ダウンの踏み込み”です。テークバックで地面を踏むと話しましたが、それはダウンで地面を踏むため。地面からの反力を使えるようになってから飛距離が伸びたんです。
── 地面を踏むために意識していることは?
セキ 右太ももの裏を意識しています。ここに張りを持たせることで、地面をしっかり踏める。結果、右足が前に出なくなるのでインパクトで力を出すことができるんです。
── 前傾が保てるようになったということですか?
セキ それもあります。昔は左足に体重をシフトさせて打っていましたが、今は下に力を加えています。
── 地面の力を使うためですね。
セキ 具体的に言うと左下です。ここで左サイドが流れてしまうと地面の力は使えません。左下に力を加えるためにも右太もも裏が重要なんです。
Point① ダウンで沈んでインパクトで跳ねる
Point②トップで右股関節に体重を乗せる
Point③右ひざを前に出さない
強さとしなやかさを手に入れた
毎日コツコツ、筋トレ&ストレッチ
筋力と柔軟性がアップしたことも、飛距離が30ヤード伸びた要因だと言う。スウィングだけでなく地味なトレーニングを続けてきた成果が飛距離に現れている。
「まだまだ足りない部分ばかりです。これからも日々努力して頑張ります!」
①スクワット
②柔軟
セキ・ユウティンの2020年シーズンに注目
週刊GD2020年2月4日号より