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【通勤GD】時松隆光プロを育てた異次元打法「みんなの桜美式」Vol.14 「勾玉スウィング」の発見! ゴルフダイジェストWEB

「桜美式ゴルフのレッスンは、さらに簡単に上達していただけるよう進化している」と、主宰の篠塚武久氏。どのような進化を遂げているのか、詳しく聞いた。今週の通勤GDは「みんなの桜美式」Vol.14。

前回のお話し

ゴルフ向学者
たけひさ先生
篠塚武久・73歳。福岡市で「桜美ゴルフハウス」主宰。福岡大学の大石迪夫教授と作り上げた「OSゴルフ理論」で多くのジュニアが結果を出す。「テンフィンガー研究ははや20年。今後『分担型グリップ』時代がくることを確信」

刀をどう振っていく?

篠塚 右手を殺さずに感性をいかした「テンフィンガーグリップ」が第1段階。棒ではなく反って湾曲した日本刀を下段に構えるような自然体の「刀アドレス」が第2段階。そして、「テンフィンガー」で「刀」を、どのように振っていくかをさらに具体的にする第3段階に入ります。そのキーワードは、「勾玉(まがだま)」です。

GD 「勾玉」って、古墳などから出土する、日本古来の装飾品の、あの勾玉ですか?

篠塚 そう、まずは旧来常識とされてきたスウィングと、「勾玉スウィング」との相違点から述べていくと、優位性がはっきりしますからご説明しましょう。旧来の両手合体型のグリップでは、右手の感性を殺し、両手で直線の棒であるシャフトを握っていました。つまり、肩と両腕で作った三角形と、直線の棒のシャフトとで、左右対称のカタチを形成していました。

旧来グリップのアドレスは「Y」が基本(篠塚先生のスケッチ)

GD アルファベットの大文字の「Y」のカタチですね(上図)。

篠塚 なぜゴルフ界はこれまで左右対称にこだわってしまったのか。それは、どうしてもインパクト時にアドレスのカタチ、すなわちスクェアに戻らなければならないと打てなかったからです。

篠塚 でもこれだと、とても不自然で、とても複雑で、とても難解なスウィングしかできないんです。なぜならゴルフは回転運動ですから。

GD 「Y」でスクェアに戻して「点」に合わせると、回転運動しにくい?

篠塚 「Y」はどこも直線ですよね。テークバックで「左腕を曲げるな」と言われるのは、直線で直線のシャフトを動かそうとしている証拠。「左肩を入れろ」も、やはり三角形の上辺である肩の直線を横から縦にすることで、体をねじってテークバックしている。

篠塚 しかし、直線で回転運動をするのは、どれだけ練習してみても、所詮は無理が生じてしまうんです。どこかの関節の角度、つまり直線のつなぎ目が、ほんの少し狂ってしまうだけでも、インパクトでスクェアに戻してアドレスを再現するのは、運動神経抜群で毎日何時間も練習しているプロでさえも難しい曲芸です。しかも、右手を殺して感性は使えないから、ロボットみたいに訓練するしかない。これではアマチュアがいくら球を打っても上達しないのは当たり前ですよ。

GD 直線での円運動は、不自然で複雑で難解、なるほど。

篠塚 そこで「桜美式」では、直線ではなく、曲線で回転運動をしたらどうかと、まったく新たな発想をしたわけです。まず、グリップは右手主導で感性を生かし、手のひらを上に向けて握る。

篠塚 次に、シャフトを日本刀のイメージにし、その刃で球を打つのではなく切る。どうですか? この時点ですでに、左右対称ではなく、インパクトでスクェアに戻す必要もなく、「点」ではなく「線」を意識した、旧来とはまったく異なるカタチになるでしょ。

GD 前回の湾曲シャフトでイメージした、アルファベットの小文字の「y」ですね。

篠塚 直線など一つもないスタイルで、インパクトもスクェアも意識せずに、日本刀で球を斬るように実際に生徒たちに振ってもらうと、私にはそれが、頭を中心に両肩が円を描き、そして左腕とシャフトが湾曲して一体化した、まさに「勾玉」のカタチに見えたのです!

GD 確かに、「勾玉」には、どこも直線はなく、回転運動がしやすそうなカタチですね。

篠塚 生徒にはいつも、言葉ではなく目で見てイメージさせられるよう、こんなカブリものを作ってみました!(下写真)曲線での回転運動は、実にスムーズです。どの関節がどの角度でなどという調節はいらない。紐を通した「勾玉」が自然と回転してしまうように、人間も簡単にテークバックへも、フォロースルーへも向かえます。

篠塚 しかも、「勾玉」が紐に通されてクルクルと回るように、このイメージだけで再現性が高く、いつも同じようなライン上にヘッドを通せるから、ミスが起きにくいスウィングが可能です。

勾玉イメージなら“線”を意識したスウィングになる

刀打法を教える篠塚先生(新聞に載ったとき)を見ていると自然に「勾玉」が見えてくる!(塗りつぶし部分)

頭を中心に両肩が円を描き、左腕とシャフトが湾曲して一体化。スピードと再現性が上がる

「刀」と「勾玉」が合体した“カブリもの” を考案。直線がないから、スムーズに回転が起こる

勾玉スウィングは再現性が高い

GD 先生のカブリものを見たジュニアたち、いかがでしたか?

篠塚 以前、佐賀で行われた大会で、「桜美式」の生徒の大地悠遥クンが勾玉イメージでプレーし、いきなり優勝しました! 直線ばかりの旧来のスウィングだと、大人がいくら練習しても難しいと嘆いているゴルフ。曲線の「勾玉スウィング」なら、小学6年生がいきなり2アンダー。明日もさらに「勾玉」の凄さを詳しくお話ししましょう!

週刊GDより

篠塚先生の桜美式打法が直接学べるチャンス!
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