【自宅で上達! パター練習法】1日5分、今日からできる! スコアを縮めたければ「ショット」よりも「パット」を磨こう
「アマチュアはドライバーばかりを練習していてパットの練習をほとんどしていない」とよく言われる。でも、パットの練習と言われても何をすればいいのかわからない人も多いはず。プロに聞いてみた!
PHOTO/Shinji Osawa THANKS/松原ゴルフガーデン
解説/武田登行
豊富なアマチュアの指導経験を持ち、理論的なレッスンには定評があるスウィング研究家。松原ゴルフアカデミーのヘッドプロ
5分でもいいのでパット練習は毎日やりましょう
プロと一般のアマチュアを比較した場合、圧倒的に練習量に差があると言われるのが、パッティングだ。プロがラウンド前やホールアウト後に練習グリーンでパット練習に時間をかけるのに対し、一般のアマチュアはパット練習に割く時間が短い。ラウンド前の練習グリーン以外ではパット練習をしないという人も多い。
「パッティングはスコアメイクの重要な要素ですから、もっと練習してほしいですね」というのは、ツアーでの経験もある武田登行プロだ。
「B・デシャンボーやR・マキロイのように350ヤード以上も飛ばすのは、体格や筋力などの違いもあるのでなかなか難しいですが、パッティングは練習を積めばアマチュアでもプロと勝負できるんです」と武田プロ。
ではなぜアマチュアはパット練習をしないのか。まずは芝のグリーンで練習する機会が少ないこと。その結果、自宅が練習の中心となり、単調で地味な練習になるために続かないことが理由だろう。また、ボールを転がすだけなら簡単にできるので、練習の必要性を感じていないゴルファーも多いかもしれない。
「それは大きな間違いですね。テレビでトーナメント中継を見ていればプロのパットのすごさがわかるはずです。5分でもいいので、毎日続ければ、すぐにスコアに表れますから、今日からでも始めてほしいですね。もちろん練習マットでただ打つだけでなく、工夫することで上達のスピードを上げることができます」という武田プロに、効果的なパットドリルを紹介してもらおう。
「その前に、実戦的なパット練習にするために、できるだけコースと同じ状況でやることを意識してください。パターはもちろん、ボールもコースと同じものを使いましょう。また底の厚いサンダルでスパイクを履いた高さに揃えることも重要なポイントです」
Point 1
シューズのソールに合わせて、底が厚めのサンダルを履こう!
最近のゴルフシューズは機能的でソールが厚いものが多い。裸足で練習するとコースでは足元が高くなりパターが短く感じたり、つま先下がりのように感じてしまう。底が厚めのサンダルを履けば、ゴルフシューズと同じ感覚で練習できる
Point 2
コースで使用するパター、ボールを使ってやろう!
自宅で練習するときにコースで使用するパターを使う人は多いがボールまで意識している人は少ない。打感が変わるとタッチも変わるのでボールも揃えよう
【もうワンポイント】
いろいろなグリップや打ち方を試してみよう!
最近はクロスハンドやクローグリップを採用するプロが増えている。それぞれにメリット、デメリットがあるが、まずは自宅練習で試してみることが大事だ
>>武田プロおすすめ!
自宅でできるアイデアパット練習法
- 1日5分でいいからパッティング練習をしてほしい、と説く武田登行プロ。でもどんな練習をしたらいいかわからないというアマチュアのために、自宅で簡単にできるパット練習法を教えてもらった。 PHOTO/Shinji Osawa THANKS/松原ゴルフガーデン 解説/武田登行 豊富なアマチュアの指導経験を持ち、理論的なレッスンには定評があるスウィング研……
週刊ゴルフダイジェスト2022年9月20日号より