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【通勤GD】メジャーチャンプコーチ青木翔の「笑顔のレシピ」非常時の対応力もトレーニングで鍛えることができます Vol.15 ゴルフダイジェストWEB

メジャーチャンプ渋野日向子を育てた青木翔に“コーチング”のこだわりを語ってもらう本連載。ゴルフだけでなく、仕事や育児に頑張っている人に読んでもらいたい。今週の通勤GDは「笑顔のレシピVol.14」。

【通勤GD】
通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。

【青木翔】
あおきしょう。1983年3月28日生まれ、福岡県出身。大学を卒業後、プロを目指すも27歳のときに指導者の道を志す。2012年に自身のアカデミー「ASGA」を設立。渋野日向子をはじめ、数々のツアープロや全国トップレベルのアマチュアゴルファーの育成に努めている

前回のお話

練ランは2回まで!

コロナによるツアー中止のように、計画通りにいかないことは多々あります。それはスポーツ選手に限った話ではありません。会社員ならプロジェクトがスケジュール通り進まないこともあるし、家事
をしていれば頼んでいたものが予定通りに届かないなんてこともあるでしょう。

でも起こってしまった不運を嘆き続けたり、原因になった犯人探しをしたりしていても状況は改善されません。この時に重要なのは対応力です。

僕は選手たちと「試合の練ラン(練習ラウンド)は2回まで」というルールを作っています。例外はありますが、しぶこが合格したプロテストも、練ランは2回でした。

それは対応力を鍛えるためです。レギュラーツアーでは、多くても2回までしか行うことができません。この2回で、情報収集をして結果を出せるようにならなくてはなりません。

もちろん準備は大切です。でも何度練ランを行っても、本番のピン位置は変わるし、天候だってこちらの思い通りにはコントロールできません。だからコースの雰囲気がわかる2回のラウンドで十分なんです。

このように対応力を鍛えておけば、途中で戦略が狂っても自分で軌道修正ができます。そんな選
手は、予定通りに事が運ばない時、決して何かのせいにしたりしません。そんなところも、しぶこ
の強みだったりします。

TEXT/SHOTANOW 

PHOTO/ARAKISHIN

週刊GDより

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