【ライン読みの極意】#2「カップ側から逆算して、ボールの通る“道”を作ろう」
月刊ゴルフダイジェスト
パットが苦手な人は、打ち方よりもラインの読み方に問題があるケースが多いと小野寺誠プロは指摘する。ここからは、正しいライン読みの具体的な手順を教えてもらう。
TEXT/Kosuke Suzuki PHOTO/Hiroyuki Okazawa ILLUST/Shinichi Hoshi THANKS/ロイヤルカントリークラブ


解説/小野寺誠
1970年生まれ。シニアツアーに参戦しつつラウンドレッスンも多く行い、年間200ラウンド以上プレーする現場主義コーチ
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カップ側から
逆算して“道”を作る
ラインを厚く読めと言われてもなかなかイメージが湧かない。そんな人のために小野寺プロがラインの読み方マニュアルを伝授してくれた。
「まず覚えておいてほしいのは、パッティングのラインは『読む』ものではなく『作る』ものだということ。グリーン上にある理想のラインを探すというよりも、自分のイメージをつなげて自分自身で描くんです。コツはカップ側からボールに向けて道をつないでいくこと。直線に直線をつなげて下描きし、その角を取って滑らかなカーブを描いていくのがポイントです」
まずは先ほど説明した「カップの入り口」を見つけることが最初のステップ。そしてカップ周りの一番高い地点からそのカップの入り口に向かう直線を引く。これがカップインするボールが最後に通る道だ。
その短い直線道路にボールを乗せるための導入路をつなぎ、さらにそこに接続する道をボール方向に延ばしていく。直線はカップから離れるほど長くなっていくのがキモだ。
「このとき、カーブの頂点付近にブレーキングポイントを見つけましょう。打ち出しで得たエネルギーが弱まり、そこから先は惰性と重力によってボールの転がりが『落下』に切り替わる点がブレーキングポイントです。ブレーキングポイントは、ボールがその内側を通ったらアマラインに垂れてしまうという限界点なので、必ずその外側を通すイメージを持つことが大事です」
小野寺プロはこのほか、全体の距離の約20%(5mのラインならボールから1m)地点にボールを通過させるスパットを想定するという。そしてフェースを合わせる基準として、打ち出し方向のボールのすぐ先に目印を見つける。
「実はカップインするラインは1つではありません。強めのタッチならラインは薄くなりジャストタッチでラインは一番厚くなるので、その幅を持った三日月状のゾーンが生まれます。さらにそれぞれのラインでカップインしなかった場合にボールが止まるポイントをイメージできるようになれば完璧です」
あとは狙ったところに狙ったタッチでボールを打ち出すだけ。予測と結果をすり合わせる経験を重ねて、この精度を上げていこう。
ラインを“作る”5ステップ

STEP①
カップの入り口を見つける
カップの入り口を見つけるのが最初のステップ。入り口は必ずカップの山側にある。自分のイメージしたタッチに応じて、ボールがカップのどの方向から転がり落ちるかを考える。時計の文字盤をイメージするのも有効

STEP②
最後の直線を引く
カップ周辺の最も高い地点から、カップの入り口に対して直線を引く。そして最後にこの直線にボールを乗せられるように、別の直線を組み合わせてボール方向につないでいき、ラインを延ばしていく

STEP③
ブレーキングポイントを見定める
打ち出したボールの勢いが衰え、以後惰性と重力での「落下」に切り替わっていく減速点がブレーキングポイント。カーブの頂点でもある。ボールがこの外側を通るように打てればプロラインに乗っていく

STEP④
通過させたいスパットを見つける
ブレーキングポイントとは別に、全体の20%地点の比較的ボールに近いところに、通過させたい目印を見つける。ボウリングのスパットのように、「ここを通ればブレーキングポイントの外側を通る」という経由地

STEP⑤
打ち出し方向を決める
アドレス時、ボールを打ち出したい方向にフェースを真っすぐ向けるための目印を見つける。ボールの線を合わせる人はそのターゲット。あくまでフェースを合わせる方向の目安であってボールの通過点ではないことに注意
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- パットが苦手な人は、打ち方よりもラインの読み方に問題があるケースが多いと小野寺誠プロは指摘する。ここではより実戦向きなイメージの作り方や、アライメントスティックを使った練習法を紹介する。 TEXT/Kosuke Suzuki PHOTO/Hiroyuki Okazawa ILLUST/Shinichi Hoshi THANKS/ロイヤルカントリークラブ ……


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