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【江連忠のPROJECT E】Vol.269 尾崎将司「『打つ』ではなく『大きく運ぶ』インパクト」

片山晋呉や上田桃子など、数多くのトッププロを世に送り出してきた江連忠が、自身の経験をもとに、レジェンドのスウィングに宿った“本質”を語る!

TEXT/Yumiko Shigetomi PHOTO/本誌写真部

前回のお話はこちら


●今月のレジェンド●

尾崎将司

1947年生まれ徳島県出身。通算勝利数113。賞金王は5年連続を含む12回。国内メジャー20勝など数々の記録を樹立した偉人


脚を使うことを
怖がらないでほしい

ジャンボさんの強さの要因は語り尽くせないほどありますが、人より際立っていたのが「身体操作能力が高い」という点だと思います。

ジャンボさんは「人より高く、遠くへ」を目的にスウィングを作っていた人です。当時は今みたいな弾道計測器やモーションキャプチャはなかったにもかかわらず、自分の研究や経験や感覚をもとに、どんな道具でどんなスウィングをすればいいかを実践していた。


そしてその思い描いたスウィングをするためには体をどう使うべきか、その能力が優れていたと思います。さらに道具の進化に合わせて自分の感覚も磨いて、常に最先端のクラブを使いこなして最良の結果を得ていました。

その結果、飛距離と方向性を両立させ285Y先で5Y幅を打ち分けられた。ただ「打つ」のではなく「大きく運ぶ」技術は、誰にも真似できないものでした。

ジャンボ尾崎のエピソード

独自で考え工夫を凝らした練習で体を使いこなした

ただ球を打つのではなく、自分で考えて手作りした道具を使って練習をしていた。理想の弾道を打つために体をどう使うか、そのためにどんな練習をするべきかという発想で工夫していた。

インパクトの手の位置の高さはハイボールヒッター特有の動き

アドレスよりもインパクトの手の位置が高いということは、オンプレーンではなく方向性が下がる要因になる。そのリスクを抱えてでも、アッパーブローの高弾道を求めていた。

江連忠

江連忠

1968年生まれ。東京都出身。高校を卒業して渡米し、ミニツアーを転戦しながらジム・マクリーンに師事したのち帰国。日本のプロコーチ第一人者となり、片山晋呉や上田桃子を賞金王に育て上げた

月刊ゴルフダイジェスト2026年3月号より