【教えて! なっち先生】Vol.44 ボールを高く上げるアプローチ、いまはクローズスタンスが主流!?
大谷奈千代のイラストレッスン
バンカーなどの障害物を越えてグリーンを狙うときは、ボールを高く上げるアプローチを打つ必要がある。高さを出す際の構え方のポイントを、ゴルフイラストレッスンでお馴染みのプロゴルファー・大谷奈千代に、イラストを交えて詳しく解説してもらおう!

>>前回のお話はこちら
- グリーン周りのアプローチでは「ボールのライ」に応じて適切な打ち方や番手も変わってくる。状況に応じたパター、PW、SWの使い分け方を、ゴルフイラストレッスンでお馴染みのプロゴルファー・大谷奈千代にイラストを交えて詳しく解説してもらおう! >>前回のお話はこちら Lesson 43冬場のアプローチはライによってパター、P……
Lesson 44
ボールを高く上げたいときの
アプローチの打ち方
コースに入ると、グリーン周りでのバンカー越えのアプローチも多くのゴルファーを悩ませているようです。今回はバンカー越えのアプローチを克服すべく、ボールを高く柔らかく上げる打ち方についてゴルフイラストレッスンで解説していきましょう!
ロブショットに近いようなボールを高く上げるアプローチとバンカーショットの打ち方の基本は同じです。
ボールを上げるためには、グリップエンドがおへそを向き、フェースを開きます。フェースを開くと、開いたぶんだけロフトが寝るのでボールの打ち出しが高くなり、よりバウンスも使えるようになるのでクラブの振り抜きもよくなります。ショットのようにハンドファーストに構えている方は、グリップエンドがおへそを向くように心掛けましょう。
この構えができても、アマチュアゴルファーの多くは、ボールを上げたい気持ちがあると背骨の軸が右に傾き、あおり打ちの構えになる傾向があります。この姿勢になると、クラブの最下点がボールの手前になってしまうのでダフリやトップのミスが起こってしまいます。
クローズスタンスにすると
自然に左の壁ができる
そして、ここがポイントなのですが、以前、バンカーショットはフェースを開き、右に向けたぶん、足の位置をオープンスタンスにすることで振り抜く方向を調整すると解説させていただきました。しかし、ロブショットのようなアプローチを打つ際の近頃のツアー選手の足元を見ると、以前とはちょっと違うようです。
足元は、オープンスタンスではなく、クローズスタンスで構えます。クローズスタンスで構えると、左足体重の姿勢になります。この構えのメリットは、インパクトからフォロースルーにかけて左の壁を作ることができるので、右に体重が残るあおり打ちによるダフリを防いでくれたり、インパクト時の体の開きを抑えやすくする効果があります。
左サイドに壁を作り、体の正面でボールをとらえ、さらにクラブのソールをうまく使うことができれば、強く振ってもボールの飛びすぎを防ぐことができるので、多くのトッププロが取り入れている構え方なのです。
構える手順としては、初めにターゲット方向に両足を揃えて真っすぐ構えたあと、右足を少し後ろに下げます。初めから右足を下げてしまうと、アドレスで体全体が右を向いてしまうので注意しましょう。
もちろん、オープンスタンスで構えている選手もいます。うまく打てる場合はOKですが、オープンスタンスにすると、カット軌道が強くなって、スライス回転が強くかかってしまうので、右に曲がりやすくなってしまうことがあります。
そんな場合は、クローズスタンスで左足体重に構えることでインサイドからダウンブローにボールをとらえることができるので、ボールの回転を真っすぐに調整してくれる効果もありますよ!
心当たりがある方は、スクエアスタンスもしくはクローズスタンスでのアプローチを試してみることをおすすめします!



で構えたほうが真っすぐ飛ばしやすい

大谷奈千代
1984年、神戸市出身。JLPGAトーナメントプロ&ティーチングA級。関西を中心にレッスン活動を行う
週刊ゴルフダイジェスト2026年2月10日号より


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