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【読者記者】No.1926「トップの位置が毎回バラバラな気がします」

読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「トップとフィニッシュがうまく決まらない」というもの。果たして解決方法は?

PHOTO/Norio Tsuburaoka TEXT/Daisei Sugawara THANKS/ゴルフプラザイセサキ

読者記者No.1926 多賀谷めぐみさん

●56歳 ●会社員 ●ゴルフ歴/15年 ●ベストスコア/88 ●平均スコア/95 ●ドライバー飛距離/170ヤード

先生/原朋希

77年生まれ、群馬県出身。ツアー参戦の経験を生かし、レッスンでは、できるだけシンプルでバランスのいい動きができるような指導を心がけている。ゴルフプラザイセサキ代表取締役

多賀谷さんのお悩み
トップとフィニッシュがうまく決まらない


コースでティーショットを打つたびにスウィングがバラバラな感じがします。とくにトップの上がる位置が毎回違ってそれを気にするとフィニッシュも崩れます。


このスウィングでは手元の位置が高く、縦振り要素が強い。トップ位置がバラバラに感じるということは、横振り要素が強いスウィングになってしまうケースも多いということか

多賀谷 毎回トップとフィニッシュがバラバラな気がします。

 ひとつは軸の問題ですね。アドレスで背骨を垂直にしすぎているので、少し右に傾けてみてください。その軸に対して直角に体を回すようにすると、トップの位置も安定します。

多賀谷 確かにそうですね。

原 それと右足かかとを大きく動かして下ろすと、右肩も前に出ちゃうので、ベタ足でクラブを下ろす意識を持つといいですね。

<問題点>
軸が垂直になり右肩が前に出る

背骨を垂直にして構え、それに対して直角に肩を回すと、インパクトまでに右肩が出やすくなる。フェース向き、入射角とも不安定になる

記者「横に振るか縦に振るかいつも迷います」
プロ「アドレスの背骨の角度をまずは一定にしましょう」

アドレスで上体の角度が起き上がるほど横振り要素が増し、前傾が深くなるほど縦振り傾向が強くなる。アドレスの前傾角を一定にすれば、横に上げるか縦に上げるかという悩みが減る。また、上体は前傾させると同時にやや右に傾くのが正しい

右足をベタ足にしてボールを打つ。
右肩を出さずに回る感覚がわかってきた!

右足の動きすぎを抑制するために、インパクトまでは右足かかとを浮かさない意識でボールを打つ(写真)。右肩が前に出にくくなり、ゆるやかなアッパーブローでボールをとらえやすくなる。また、重心が適切に右に残り、効率的にヘッドを加速させられる

Point 1
右足かかとを外側に回さない

切り返し直後に右足かかとを上げ、さらに外側に回すと(写真左)、右肩も前に出る。右足かかとはなるべく浮かさずに使うのがいい

Point 2
両足のももを寄せてフィニッシュ

フィニッシュに向けて両足の太ももをぴったり密着させるイメージを持つと、左足1本でバランスよく立ちやすくなる

<取材後記>
フィニッシュが高くなった
アドレスでまず背骨の角度をしっかり決めると、クラブをどっちに引くか迷わずに済むことがわかりました。正しいフィニッシュ位置が思ったより高くてびっくりしました。

月刊ゴルフダイジェスト2026年1月号より