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【競技ゴルファー・タニシゲ】Vol.34 特別ゲスト登場! つま先上がりから左へのミスを防ぐには?

元プロ野球選手の谷繁元信が「日本ミッドアマチュアゴルフ選手権」出場を目指し、プロコーチの青木翔とともに奮闘してきた連載のシーズン3がスタート。今回は特別ゲストとして元チームメイトの和田一浩が登場!

PHOTO/Hiroyuki Okazawa THANKS/カレドニアンGC

谷繁元信 1970年広島県生まれ。1988年のドラフト1位で横浜大洋ホエールズに入団。2002年、中日ドラゴンズに移籍。通算2108安打。通算3021試合出場は日本記録、捕手として2963試合出場は世界記録。身長176センチ。2024年、野球殿堂入り。ベストスコア67
青木翔 1983年福岡県生まれ。2019年渋野日向子を全英女子オープン優勝に導いたコーチ。2020年、「レッスン・オブ・ザ・イヤー」受賞。ジュニアから一般アマチュアまで幅広く指導。「六甲国際ゴルフアカデミー」校長

>>前回のお話はこちら

左が嫌なケースは
“吊り気味に”構える

青木 ついに始まりました、シーズン3。

谷繁 今回はゲストを迎えました。ベンちゃんです!

和田 和田一浩です。よろしくお願いします。

特別ゲストとして、元チームメイトの和田一浩が登場!

谷繁 中日ドラゴンズ時代の仲間で、気心の知れた存在です。

青木 でも、今日は真剣勝負の対戦相手として来ていただきました。

谷繁 ベンちゃんは普段から一緒にゴルフをしていて、二人で競技に出たりもしているんです。ゴルフのレベルもかなり近いです。今日は真剣勝負っていう感じになるかどうか……。

和田 今日は刺客として来ました(笑)。というのも、谷繁さんには何としても日本ミッドアマに出てほしいんです。

青木 僕なんか日本ミッドアマで勝ってほしいと思ってますから。

谷繁 いやいやいや。化け物みたいな人がいっぱいいるんだよ。俺なんか、おっさんになってゴルフ始めた人間だし……。

青木 いーえ、いーえ。アスリートとしてのポテンシャルがあるので、決して不可能じゃないと思ってます。

谷繁 頑張ります。

和田 ところで青木さん、僕はこれまで我流でゴルフをやってきたんです。YouTubeなんかは見ますけど、「これでいいのかな」って思っているところがたくさんあって。ベストスコアは71なんですけど、それも約20年更新できていないんです。今日はいろいろ教えてもらおうかなって……。

谷繁 刺客として来たって言ったくせに(笑)!

和田 実は、吸収する気満々でもあるんです。

谷繁 “スポンジベンちゃん”の爆誕だ。でも、こちらは青木翔門下生のプライドがありますからね、スポンジ男には負けられませんよ(笑)。

和田 吸収しながら勝ちにいきます。

青木 今日は3ホールのストローク戦で対決です。

谷繁 じゃあジャンケンで打つ順番を決めましょう。

和田 あ、勝った。じゃあ後で。

谷繁 出たよ、少年野球式。勝ったら絶対後攻を選ぶの。野球は後攻が有利だから。もう、ここから駆け引きは始まっているよ!

青木 対決1ホール目は距離の長いパー5。谷繁さん、和田さん、どう狙います?

谷繁 右のバンカーまで270ヤード。これは届かないと思う。ですから、フェアウェイの左側を狙い、右にそれても、まあ何とかなる感じでいきたい。

和田 僕はフェアウェイ真ん中狙いですが、風がやや左から右に吹いていることを意識してやや左。右のバンカーを避けたいです。

青木 二人とも狙いは同じですね。

谷繁 結果、ティーショットはやや右に行ったけど、バンカーは回避した。

青木 これまでのレッスンでも何度も伝えてきた“ミスの許容範囲”に収まっていると思います。

和田 僕のティーショットは谷繁さんよりさらに右で、斜面まで行ってしまった。少し振り遅れた感じがありました。

青木 つかまり過ぎで左に行くのを過度に怖がっている感じが見えましたね。和田さんの飛距離なら280ヤードの右奥のバンカー横辺りを狙っても良かったですね。

和田 そのバンカーに入れるのも怖かったから……。

青木 怖がりすぎることで、ミスの幅が広がる結果になってしまった。

和田 2打目は、斜面でつま先上がりのライ。5番アンアンで球を上げず、ライナー気味に出す選択をしました。でも、ちょっとつかまり気味で思っていたような球は出ませんでした。

青木 つま先上がりのライだとフックが出やすくなります。そんなときは、フックの要素を消せばいい。まず、ハンドダウン気味に構えていたところを、クラブを吊り気味にして構えてください。そしてボールに少し近づく。そうすると大きく振れなくなるんです。大きく振れば振るほど引っかけて、左に行きやすく、飛距離も落としやすいです。

和田 おお、なるほど。

青木 斜面のときだけじゃなく、普通のセカンドショットで左が嫌だなあというときに使えますよ。吊り気味に構えて打つ。

フックが出やすいつま先上がりのライ。谷繁にも伝授した吊り気味に構える方法が斜面でも使える

和田 実際やってみたら出球が右になりました。つかまるのが嫌なシーン、めっちゃあるのでこれは助かります。

谷繁 ちょっとー。今回、スポンジベンちゃんへのレッスン、長いんじゃない? 俺まだティーショットしか打っていないんだけど。

和田 すみません、吸収はここまでにするんで、対決の続き、いきましょー。

週刊ゴルフダイジェスト2025年10月14日号より

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