読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「バンカーからトップするミスが多い」というもの。その解決法とは?

PHOTO／Norio Tsuburaoka　TEXT／Daisei Sugawara　THANKS／東宝調布スポーツパーク

＜今週のお悩み＞
「バンカーでトップしがちで
1発で出せません」

●折内怜加さん（身長160cm／ゴルフ歴6年／ベストスコア90／平均スコア100）
テークバックでクラブをインサイドに引きすぎていて、ヘッドを上から砂に入れるのがやや難しくなっている。切り返しで頭が右（目標と反対側）に動き、右足体重になってしまうため、最下点が右にずれている。結果、ダフリを回避しようとしてトップしやすい

折内　バンカーがなかなか1発で出なくて……。

濱田　まずアドレスで重心が高いのが気になりますね。ボールから少し離れて、重心を下げつつハンドダウンにするほうが、ウェッジのバウンスが強調されてバンカーショットに適した構えになります。それと、テークバックであまりヘッドをインサイドに引かないようにしてみてください。

折内　インサイドに引かないというと、こんな感じですか（と、ややアウトサイドにノーコックで上げる）

濱田　もう少しコックは使っていいです。長く遠くにテークバックするというよりは、アウトサイドにシャープに上げて、ボールの手前にヘッドを鋭角に下ろすイメージです。軌道はややカットになります。

折内　ヘッドがボールの下の砂まで届くようになった感じがします。

ヘッドの入る位置が安定していません

濱田　ダウンスウィングでしっかり左足に乗って、スウィングの最下点をできるだけ左（ボールの先）に持っていくように意識しましょう。折内さんは、切り返しで頭が少し右（目標と反対方向）にずれるクセがあるので、頭の位置を固定したまま左足体重で打つようにしてみてください。

折内　ボールが上がりやすくなりました。

濱田　フォローはフェースが上を向いた状態で、ヘッドが低い位置に収まるように振り抜いてください。それと、毎回、砂の跡を観察して、ヘッドがどこに入ったのかを確認する習慣をつけることも大事です。

これで解決！
「インに引くクセを解消して
　左足体重をキープして打とう」

Point 1
ボール位置を左足寄りにする

Point 2
重心を下げてハンドダウンに

Point 3
テークバックはややアウトサイドに

週刊ゴルフダイジェスト2025年9月2日号より

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