【アイアン】憧れの高く浮いて止まる球に挑戦② 市原弘大プロがアマチュアに直伝レッスン
データ解析で分かった藤枝さんの弱点“ハンドファースト打ち切れない”をどう克服するか。実際の体の動かし方を市原プロに伝授してもらおう。
手は遅れて動く感覚を忘れずに!
藤枝 腰の意識はなかった…。
市原 ぼくの場合は、トップで左のお尻を目標に向けて、インパクトでは左の腰を目標に向けるイメージで振っています。そのとき、両足の内側で体重を支えると腰はスムーズに回りますよ。
藤枝 こんなに腰を回すんですか?
市原 例えば、インパクトでヘッドを止めて、そこから押そうとすると、手だけじゃ押せませんよね? 右腰から腹筋まで力を入れて、左の腰を回しながら右腰を押すと、どうですか?
藤枝 すごく力が入ります!
市原 腰が先行して、手が遅れて動く感じもわかると思います。テークバックもこれと同じで、腰から先に回すといいんです。
【レッスン①】手は腰を回す反動で動かす
これがお手本! 市原プロのアイアンショット
トップとインパクトで、腰の向きが大きく変わっているのかがわかる。腰の回転が先行し、手とクラブが後から動くことで、強い力が発生する。
【レッスン②】インパクトの形で重いものを押してみよう
ヘッドを止められた状態で、インパクトの位置から押していく。手だけではほとんど押せず、腰を回すことで力が出るのがわかる。
【市原`sワンポイント】 右腰はボールの上で押す
腰を左に回す際、左足の内側で体を支える感覚で、右腰を強く左に押し込みながら回すのがいい。
【さらに‼】テークバックでも押してみよう!
テークバックでも、まず腰を回転させ、その力で腕とクラブを上げていく。左わき腹を縮めながら、右腰を真後ろに引くと、強い力で回れる。
【After】藤枝さんのアイアンショット
腰は動くようになった
レッスン後には、左腰の動きが大きくなり、腰の回転でクラブを操作する感覚が出てきた。合格点まではあと、ほんの少し!
藤枝さんレッスン後の7Iショットデータ
データを見ても、入射角が鋭角になり、インパクトロフトが立ってきた。
藤枝さんのレッスン前データ
月刊GD2019年6月号より