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【読者記者】No.1896「フォローで左ひじが引けるクセを直したい」

読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「フォローで左ひじが引ける」というもの。果たして解決方法は?

PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/ゴルフプラザイセサキ

読者記者No.1896 金廷垠さん

●会社員 ●ゴルフ歴/5カ月 ●ベストスコア/99 ●アベレージスコア/105 ●身長/169㎝ ●ドライバー飛距離/160Y 

先生/川村亨

79年生まれ、岩手県出身。東北福祉大ゴルフ部を経て、13年、プロテストトップ合格。体に合ったスウィング探しを根気強くサポート。「サウスゴルフアカデミー」インストラクター

金さんのお悩み
「フォローで左ひじが引けてしまう」


自分のスウィングを動画で見るとフォローで左ひじが曲がっているのがカッコ悪くてすごく気になります。どうしたら曲がらなくなりますか?


インパクトで腰が正面を向いていて、やや手が詰まっている印象。そのため、フォローで無理に腕を抜く必要があり、その際、左ひじが曲がってしまう

 インパクトが詰まって、フォローで左ひじが引けるんです。

川村 インパクトで骨盤が正面を向いていると、どうしても手が詰まります。骨盤を45度くらい、先行回転させる意識を持ってください。ベルト通しにシャフトを差して、そのシャフトがクラブと一緒に下りてくるように骨盤を回すとうまく振り抜けます。

 手を振るスペースが広くなりますね。これならフォローでしっかり左腕が伸びます。

<問題点>
左ひじが曲がる「チキンウィング」

フォローで左ひじが曲がった状態を、俗に「チキンウィング」と呼ぶが、この状態になると、インパクトでフェースが開いているケースがほとんど

記者「左ひじがどうしても曲がってしまいます」
プロ「骨盤を先行させると曲がらなくなります」

クラブをフルリリースして、フォローで左腕がしっかり伸びるように振るためには、インパクトゾー
ンで骨盤が先行回転し、腰前のスペースが広く確保されていることが重要。インパクトでは、骨盤が
45度程度は開いている必要がある

Drill
ベルト通しにシャフトを差して振る

骨盤の回転を意識するには、ベルト通しにシャフトを差すのが有効。クラブが水平な位置から、差したシャフトと手が当たらないように振る

左肩からシャフトまでを一直線にする。
左腕のリリースの仕方がわかってきた!

フォローで左ひじが曲がってしまうのは、左腕が体の回転と連動しないで動いてしまっているということでもある。ダウンスウィング後半からフォローでは、常に左腕からシャフトまでが一直線(手首の部分では角度がつく)になるイメージで動かすと、左腕を正しくリリースできる

インパクトで体が止まって、そこから腕だけでクラブを振ってしまうと、手が体から離れていき一体感が失われてしまう

<取材後記>
左腕がしっかり伸びるようになった
骨盤の先行回転を意識したことで、インパクトでクラブをフルリリースすることができている。フォローの円弧が大きくなり、左腕を伸ばして振れるようになった

月刊ゴルフダイジェスト2025年3月号より