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【アイアン】目指せ、タイガーみたいなカッコイイ球。第1弾「スティンガー」が打ちたい!

タイガーを筆頭に世界のトップ選手たちは、どんな悪状況におかれてもボールを自在に操り、驚きの弾道でターゲットを狙っていく。そんな球が打てれば、一緒にラウンドしている仲間から一目を置かれることは間違いないッ! そこで今回は、いざというときの“カッコイイ”プロ球が打てるようになるヒントを紹介しよう。その1「スティンガー編」

【解説】中村龍明プロ
なかむらたつあき。1965年生まれ愛知県出身。米ツアーに参加したことがあり、海外のティーチングプロとも親しい。頭脳派プロ

体をできる限り高速回転させる

今年のマスターズでもそうだったが、TVに映るプロのスーパーショット、いったいどう打っているのか。少しでもマネしてみたいと思っているゴルファーは多いのではないだろうか。そこで、自身も
米ツアーに参戦した経験がある中村龍明プロに、まずは地を這うような弾丸ライナー、通称〝スティンガーショット〞について、解説してもらった。

ショットを打つ前に、タイガーは木の下に空間があるか確認。そして、20ヤード先の落ち葉が舞い上がるほどの地を這う弾丸ライナーを放った

中村 スティンガーショットの原理を簡単に説明すると、インパクトでフェースをかぶせ、ロフトを立たせる動きだといえます。そのためには、左手甲をダウンからインパクトまで地面に向けて振り下ろします。

中村 しかし、そのままインパクトしてしまうと引っかかってしまうので、インパクトで肩が開いていいので、体をできる限り高速回転させます。ちなみに以前、タイガーの元コーチだったショーン・フォーリーと話をしたとき〝タイガーも回して打っている〞と言っていました。

左手甲を地面に向ける

【ポイント①】 体全体を高速回転させる

体の回転を止めてしまうとフェースが返りすぎて引っかかってしまう。肩や腰のリードでヘッドを引っぱり、体を素早く回転させていこう。

【ポイント②】 左手首を手のひら側に折るとロフトが立ってくる

インパクトで左手甲を地面に向けるように手のひら側に手首を折ると、ロフトが立って低い球が打てる。フォローは大きく取らず、ヘッドを低い位置に振り抜くことも忘れずに。

タイガーのスティンガーショット

「スーパーフックが打ちたい!」に続く

PHOTO/Tadashi Anezaki

週刊GD2019年5月21日より