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【アイアン】目指せ、タイガーみたいなカッコいい球。第2弾「スーパーフック」が打ちたい!

次に紹介するのは、目の前に木などの障害物があるときに、右サイドからフックをかけてターゲットを狙っていくショット。その2「スーパーフック編」

【解説】中村龍明プロ
なかむらたつあき。1965年生まれ愛知県出身。米ツアーに参加したことがあり、海外のティーチングプロとも親しい。頭脳派プロ

体全体を使ってフックを打つ

中村 強烈なフックを打つには、フェースも強烈に返さないといけません。イメージとしては、ダウンスウィングに入ったら、右手が左手の上にくるようにフィニッシュまで振り抜くことです。

前方に木が立ちはだかり、斜め上にせり出しているため、右から低い強烈なフックで回さないと脱出できない状
況。強烈なフェースターンを体全体で行っているため、フィニッシュは低い位置におさまる

中村 ヘッドは自然に低い位置に振り抜けるのが正解で、フィニッシュも低い位置におさまってきます。フォローで右肩を左肩より高く上げる意識を持つと、より体全体でフェースを返しやすくなるので、フェースが閉じにくい人は試してみるといいと思います。

ダウンスウィングから「右手は左手の上」

ポイント① フェースは目標スタンスは打ち出し方向

ボールを打ち出したい方向にスタンスして、最終落下地点に向かってフェース面を合わせる。このアドレスを決めてスタンスに沿って振れば、自然とフックボールが打てる。

このアドレスでスタンスなりに振っていく

ポイント② インパクト前後右手は左手の上を保つ

フェースを返すために、ダウンからフォローにかけて右手を左手の上に持ってくるイメージを持つ。両手を離したスプリットハンドだと、この感覚がつかみやすい。

ポイント③ 右肩を上げるとフェースを返しやすくなる

ダウンスウィングに入ったら、右手が左手の上にくるようにフィニッシュまで振り抜くが、それでもフェースが閉じにくいと感じたらフォローで右肩を上げてみよう。体全体でフェースを返しやすくなる。

タイガーのフック狙いスウィング

次は「インテンショナルフックを打ちたい」に続く

PHOTO/Tadashi Anezaki

週刊GD2019年5月21日号より