【スウィングづくり】PGAツアーで棒尻練習が増加中! 中井学プロ直伝ドリル集。お尻着目レッスン④
「お尻着目レッスン」の4回目。お尻の使い方は分かったけれど、いまいちお尻がまだ使えないって人に贈る「問題解決ドリル集」。ぜひ実践してみてください。
【悩み①】どうしても腰が前に出て手が浮きます
【解決】棒を「右尾てい骨」に当てたまま振ろう
中井 インパクトで腰が前に出てしまう人は、右腰の尾てい骨(右のお尻)に棒を当て、7割くらいの力で、棒がインパクトまで外れないように振りましょう。特に切り返し~インパクトにかけて、右お尻を出したまま左お尻を引くように動かします。この動きを覚えれば、前傾角は崩れず手の通り道が低くなります。
【悩み②】お尻が動かせません
【解決】エビみたいに後ろに下がりながら素振り
中井 お尻を動かす感覚がつかめない人に最適なドリル。下半身をかかと側に下げながら素振りをします。両ひざを伸ばしキュッとお尻を絞め素早く動かせば、後方に下がりやすいですよ。
【悩み③】下半身リードができません
【解決】インパクトの形を作ってから打つ
中井 どうしても下半身リードができない人はお尻を使った正しいインパクトの形をはじめに作り、その形を崩さずボールを打とう。お尻リードの感覚がつかめます。
【悩み③】左に突っ込む癖が抜けない
【解決】左右の屈折だけで打つ
お尻を使っているつもりでも体が左右に流れてしまう人は、トップでは左、切り返し以降では右のわき腹を縮める側屈だけの動きでボールを打とう。こうすると軸がブレないスウィングができ、お尻も使えるようになる。
PGAツアーでも「棒尻男子」が急増中
PGAツアー5勝のビリー・ホーシェルは、フルショット前のスウィングチェックで、右尻に棒を当てたドリルを繰り返し行っている。
月刊GD7月号より