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【読者記者】No.1822「最近ドライバーが左に出るように…どうすれば直りますか?」
読者記者がゆく
読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「ドライバーの引っかけを直したい」というもの。果たして解決方法は?
PHOTO／Yasuo Masuda TEXT／Daisei Sugawara THANKS／ゴルフプラザイセサキ
読者記者No.1822 関谷尚さん
●64歳 ●会社員 ●ゴルフ歴／17年 ●ベストスコア／77 ●平均スコア／92 ●165cm・70kg ●ドライバー飛距離／230ヤード
先生／原朋希
77年生まれ、群馬県出身。ツアー参戦の経験を生かし、レッスンでは、できるだけシンプルでバランスのいい動きができるような指導を心がけている。ゴルフプラザイセサキ代表取締役
関谷さんのお悩み
「左方向に低い球が出る」
元々はスライスだったのを克服してずっと安定していたんですが、最近になって左にばかり飛ぶようになってしまいました。さらに球が上がらないので飛距離も出ないんです。
アドレスで右肩が高くなっている（1コマ目）。両肩がほぼ水平の状態を保って回転するため、インパクトで右肩が前に出てしまい、フェースがかぶっている
関谷 最近、ドライバーが左にばかり飛ぶようになって……。
原 左にミスするのがわかっているので、だんだん、右を向いて構えるのがクセになっているみたいですね。全体は右向きなのに、肩をスクエアにしようとするから、右肩が高くなっちゃってます。
関谷 言われてみると……確かにそうですね。
原 足をスクエアにしたら、背骨を少し右に傾ける感じにすると、肩もスクエアにしやすくなります。そこから、前傾した背骨に対して直角に肩を回していくと、トップでは左肩が下向きになって、フォローでは右肩が下向きになるはずですよね? 関谷さんの場合、フォローでも右肩が高くて、ヘッドが外から下向きに入っているので、左に低い球が出るんです。
関谷 フォローで右肩を低くするのは、結構苦しいです。
原 フィニッシュしてからでもいいので、上体を右に傾ける練習を続けると、だんだん、自然に右肩を下げて回れるようになりますよ。
＜問題点＞
右肩が高いとインパクトで上体がかぶりやすい
右肩が高いアドレスだと、テークバックで肩が水平に回るため上体が起きやすい。そこから下ろすと、今度は右肩が前に出やすくなる
記者「どうしてもフェースがかぶって入ります」
プロ「右肩を上げずに構えると左に飛びにくくなります」
ゴルフでは、右手のグリップが左手よりも下にくるため、肩のラインをスクエアに構える場合は、右肩がやや下がるのが自然。背骨を少し右に傾け、手元をわずかに左に送ることで重心バランスの整ったアドレスになる
肩のラインを意識しながら打つ。
右肩が突っ込まなくなってきた!
Point 1
左右の肩がどちらも同じ地点を指す
Point 2
フィニッシュまで上体の前傾をキープ
打ち出しが左方向になるミスの場合、インパクトで上体が起きて、右肩が前に出ているケースが多い。前傾角を保って振ることで、出球を修正できる
Drill
フィニッシュ後に上体を右に倒す
フィニッシュまで前傾を起こさないように意識して打つ。もしできなくても、打ち終わった後に、上体を右に倒すことを習慣づけると、徐々に感覚がつかめる
＜取材後記＞
右サイドが突っ込んでいた
自分では気づかなかったのですが、アドレスで右ひじが突っ張って、右肩が前に出ちゃってました。これじゃ、右サイドが突っ込んで当然ですね。アドレスを直したら、ミスは減りました。
月刊ゴルフダイジェスト2023年7月号より
