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【吉田優利の飛びの秘密】#1 辻村コーチに教わり始めて20Yアップ! 大事にしている“4つのポイント“とは?

小柄な体から放たれる、飛んで曲がらないドライバーショットが持ち味の吉田優利。4年前に辻村コーチのもとに来たときから、20ヤード以上伸びたという。その秘訣を教えてもらった。

TEXT/Yumiko Shigetomi PHOTO/Tadashi Anezaki THANKS/光成ゴルフアリーナ

吉田優利 日本ジュニアや日本女子アマで優勝するなどアマチュア時代から活躍し、19年プロ入り。21年には楽天スーパーレディスでの初優勝を含む2勝を挙げた。エプソン所属
辻村明志 日大ゴルフ部出身。江連忠のもとで指導法を学び、吉田優利のほか上田桃子などトッププロのコーチを務め勝利へ導いている

球に力を伝え切ることに取り組んで効率アップ

「優利を初めて見たのは高校2年の頃で、そのときの飛距離は225ヤードくらいでした。それだとツアーで戦うには厳しいので飛距離アップに取り組みましたが、パワーを上げるというより“力をどう球に伝えるか”ということを重視しました。要はただ速く振るのではなく“球を押せるインパクト“を目指したんです」という辻村コーチ。その教えの中でいろいろなことに取り組んだが、吉田プロが特に大事にしてきたことが4つあるという。

「体の回旋の大きいトップ、そこからの切り返しでは、下半身から回していくこと。そしてダウンスウィングではクラブのリリースを遅らせて、インパクトでは上半身と下半身を入れ替えるようなイメージを持っています。シンプルなことだけど私には大切な要素です」(吉田)

この4つがすべて連動して“押せるインパクト”に繋がるということだ。

「日課にしていたフルスウィングの素振り30回でヘッドスピードが3m/sくらい上がったんですが、飛距離も20ヤード以上伸びました。それだけインパクト効率が上がった証拠で、だから球質がすごく良くなって曲がらずに飛ばせるようになったんです」(辻村)

“4つのポイント”で飛距離アップ

Point 1
体の回旋

以前は手が大きく上がって体の回旋が不十分だった。手の位置はコンパクトでいいので体を大きく回旋させるようにたら、深い捻転が作れるようになった

Point 2
下半身リード

切り返しで手はトップの位置に置いたまま下半身から回していくことが大事。ただしこれは回旋の深いトップができてこそ可能な動きだ

Point 3
リリースを遅らせる

下半身リードの切り返しと同時に、ハーフウェイダウンまではクラブのリリースを遅らせるようにしている。ここまでは胸は後方に向けておくことも重要

Point 4
上下の入れ替え

ダウンスウィングでは上半身の開きを我慢して下半身を回転させるが、インパクトでは下半身を我慢して上半身を回す。この上下の入れ替えで球が押せる

>>中でも吉田プロが
最も重視しているのが「体の回旋」
捻転差をつくるために意識していることとは?

  • 辻村明志コーチに教わり始め、20ヤード以上もドライバーの飛距離が伸びたという吉田優利プロ。飛距離アップのために大事にしてきた“4つのポイント”について、詳しく教えてもらった。 TEXT/Yumiko Shigetomi PHOTO/Tadashi Anezaki THANKS/光成ゴルフアリーナ 吉田優利 日本ジュニアや日本女子アマで優勝するなどアマチュア時代から活躍し、19年プロ入……

月刊ゴルフダイジェスト2023年4月号より

辻村コーチの珠玉ドリルを大公開!

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