左足下がりでグリーンは高台。PWでワンクッション

GD　2グリーンのコースでグリーンのあいだに外すと遭遇する、左足下がりの砲台グリーン。これは厳しいです。

今野　この状況はプロでも難しいから乗ればラッキーくらいに思ってください。左足下がりで球を上げるのは至難の技だからワンクッションを狙いますが、クラブ選びと打ち方に注意が必要です。

GD　ワンクッションは9番アイアンじゃないんですか?

今野　左足下がりはロフトが立つので、それだと球が低すぎます。どれくらいロフトが立つのか計算してPWやAWで打つこと。

9Iはロフトが立ちすぎ。使うのはPW、AW

今野　斜面と体が直角になるように構えて、ヘッドを斜面に沿って上から下に振り下ろします。注意してほしいのは、上から打ってスピンがかかるので、かなり強く打たないと球が前に跳ねてくれませんよ。

【ポイント①】斜面に直角になるように構える

トップしたりせずにクリーンに打つためには、体を傾けて斜面と直角になるように構える。ヘッドは斜面に沿って上から下に振り下ろす。

【ポイント②】カットに振ってヘッドを低く出す

体を傾けて構えれば斜面に沿って振りやすくなる。さらにヘッドを左下にカット軌道で振れば球をクリーンに打てる。

【ポイント③】スピンがかかるからかなり強く打つ

ウェッジを持ってヘッドを上から入れるので、どうしてもスピンがかかってしまって跳ね方が弱くなるから強めに打とう。

左足上がりの砲台。
ロフトどおりに構えてインサイドアウト軌道

【ポイント①】ロフトが寝ないように立てて構えること

左足上がりは球が上がりやすいライ。ロフトが寝て球が上がりすぎてグリーンに届かないというミスが出やすい。ボールを左に置いたり体を右に傾けるとロフトが寝てしまうから、ボールを少し右に置いてハンドファーストに構えるようにしよう。

【ポイント②】インサイドアウトに下から高く振り上げる

ハンドファーストに構えて普通に振ると、リーディングエッジが地面に刺さって振り抜けなくなる。ヘッドをインサイドアウト軌道で下から上に高く振り上げる。

PHOTO/Hiroaki Arihara

月刊GD2019年12月号より

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