ゴルフ場はゴルフをプレーするだけの場所ではない時代!?　夏休みを前に、家族向けの“遊ぶ”企画がてんこ盛りのゴルフコースを紹介しよう。

新潟県の当間（あてま）高原リゾートは155室のホテルを持ち、あてま高原リゾート ベルナティオGCを中心にプールやスパ、釣り、カヌー、バスケット、室内キッズクライミングなどが楽しめる一大リゾート。

夏休みには「子ども自然王国」を開催（7／17～9／30）。「森と水辺の教室」では自然探検や、遊具の手作りプログラムなどを用意。ミヤマクワガタ～カブトムシ展もある。大人も子どもも楽しめるナイトアドベンチャークルーズなども実施。大人専用サロンでは手描き友禅染め、そば打ち体験もできるなど、家族囲い込みのアイデア満載だ。

また、自然王国開催に先立つ期間には、ホタルの観賞会も。ホタルが生息する場所まで歩いていき、幻想的な明かりを家族で楽しんでもらう企画だ。

平日限定（7／26〜8／20）で「パパとコースデビュー」も実施する。父親と子どもが夕方、一緒にハーフラウンドする内容だ。料金は大人がハーフプレー相当の3000円だが、小学生以下はフィー、レンタルクラブとも無料。「カートでGO!」企画では、客がラウンドを終えた後のコースを乗用カートでドライブできる。

同GCの太田優樹氏は「昨年はコロナ禍で休みましたが、2018年から実施しています。近い将来を見据えると、やはり若年層の掘り起こしが肝心と思えます。子どもの頃の父親とのゴルフ体験が、夏の思い出として残れば、大人になってゴルフを始めるきっかけになるかもしれません」と、企画の意図を語る。

関東圏から近いこともあり、ファミリーで連泊するケースが多く、宿泊する家族向けに通年実施しているイベント、プログラムも多数。コロナ禍で閉じこもった心身を家族で解放するのも今年の夏休みには必須のテーマかも……。　

週刊ゴルフダイジェスト2021年7月20日号より