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松山英樹のマスターズ、10年の歴史をプレイバック!【プレゼントあり】

PHOTO/Taku Miyamoto、Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa

日本時間4月12日午前8時3分。日本のゴルフの歴史が変わった。初出場から数えて10回、松山のマスターズをプレイバック!

松山が初めてマスターズに出場したのは2011年。大会直前に東日本大震災が起き、「出場していいのかわからなかったが、周りの方の後押しで出ることを決めました」と、複雑な思いの中出場したにもかかわらず、ローアマを獲得。結果で被災地を勇気づけた。

その後、松山はプロになり、2013年には日本で賞金王に。その後活躍の場をアメリカへ移すと、2017年までに5勝を挙げ、マスターズでも優勝候補の一人として名前が挙がるまでになった。

成長とともに、発言も変わった。マスターズ初出場だったときは「上位で戦えるようになりたい」と、優勝は“夢”だったが、15年には「優勝しに来てますから、悔しさしか残っていません」と“目標”へ。そして2021年、10度目の挑戦で、ついにグリーンジャケットに袖を通したのだった。


松山英樹のマスターズ10年史

2011年(アマチュア時代)
27位タイ

東日本大震災の年
周囲の後押しを受け出場

ローアマを獲得し「まだすべてが足りないけど、パットは少し通用したかも。早く上位で戦えるように頑張りたい」と話した

2012年(アマチュア時代)
54位タイ

最終日に崩れてローアマを逃す
「パットには自信があったから情けない。またここに来られるように、反省して今日からまたしっかりやっていきたい」と悔し涙

2014年(世界ランク26位)
予選落ち

左手首のケガの影響もあり予選落ち
プロになって初めてのオーガスタは予選落ち。「悔しいという感情以外ありません」

2015年(世界ランク17位)
5位

自信を深めた大会
自己最高の5 位でフィニッシュ。「嬉しい気持ちはありますけど、優勝を目指して来ているので、やっぱ悔しいですね」

2016年(世界ランク14位)
7位タイ

2年連続トップ10も満足せず
「緊張はなかった。でも技術の不安がそのまま結果に出てしまった。それを克服して勝てるように頑張りたい」

2017年(世界ランク4位)
11位タイ

パッティングに課題を残す
「いくらショットが良くてもパットのレベルが高くないと上では戦えない。パットの調子が戻ってくればもっと上で戦えると思っている」

2018年(世界ランク6位)
19位

結果には不満もやり切った
この年の2月に左手を痛めた。「ケガした時点でここまでのスケジュールは考えた。よく頑張ったという感じです」

2019年(世界ランク26位)
32位タイ

本来の実力を発揮できず肩を落とす
調子が上がらないままオーガスタへ。「感覚的なズレがここまで大きくなることは今までなかった」

2020年(世界ランク18位)
13位タイ

初の秋開催にも上手く対応
秋開催&無観客のマスターズ。「上手くいったところもある。来年は必ず勝てるようにしたい」。その言葉は現実となった(Photo by Jamie Squire/Getty Images)

2021年(世界ランク25位)
優勝

10年分の想いが爆発したような最高の笑顔で高々と両手を上げた

戦友たちもSNSで“HIDEKI”を祝福

●バッバ・ワトソン
「何という偉業。世界中の若い人にゴルフの魅力を伝えています。驚いた!」
●ジャスティン・ローズ
「ヒデキ優勝おめでとう。ヒデキと日本にとって素晴らしいことだ」
●リー・ウエストウッド
「ヒデキとキャディは私がこれまで見た選手の中で最も敬意を表する2人かもしれない」
●パトリック・リード
「素晴らしいプレーでした。初のグリーンジャケット、おめでとう!」

マスターズチャンプの使用ボール
「ZスターXV」を3名様にプレゼント!

松山が使用している「スリクソンZスターXV」ボール1ダースを3名様にプレゼントします!

月刊ゴルフダイジェスト2021年6月号より