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「ゴルフの街」市原市が3月にジュニア大会開催。国内外で270勝の天才少年も参戦

「ゴルフの街いちはら」こと千葉県市原市は、これまでさまざまなゴルフイベントを行ってきたが、先日発表されたのは、「第1回市原市ジュニアゴルフオープン」の開催だ。

同市は市内に32クラブ、33カ所のゴルフ場が存在し、市としては日本一の数になる。千葉県内で一番広い面積を有する同市の約11%を占める。市の財政をも支え、令和元年にはゴルフ場利用税を約6億4000万円徴収。また返礼品をプレー券などにしたふるさと納税での寄付が7800万円あった。

市内でゴルフ関係で働く人は2100人ほどいて雇用も支えている、まさにゴルフの街だ。行政としても、これまで「手ぶらDEゴルフ」や「市原ゴルフ場スタンプ巡り」などゴルフ振興に努めてきた。

そしてこのほど打ち出されたのがジュニアゴルフ大会。このために22年11月、「一般社団法人 市原市ジュニアゴルフ協会」を設立した。

開催日は3月27日。開催場所となるのは33コースの中で最古の歴史を誇る姉ヶ崎CC東C。

競技方法はスクラッチで18ホールのストロークプレー。募集人数は小学1~2年男女の部、3~4年男女、5~6年男女、中学生男女のカテゴリー各16名、合計128名を想定している。

出場資格は1~2年の部が130ストローク未満でラウンドできること。3~4年の部は120ストローク未満、5~6年の部は110ストローク、中学生が100ストローク未満となっている。原則として、中学生を除き親権者と2名1組で参加できる。

申し込み期間は1月15日~2月28日。詳しくは同協会大会事務局(電話: 050-5469-0707)まで。

同大会開催を急いだ動機の一つには、ある天才少年が市原市に移住したことがあるという。根本悠誠くん、加茂学園中学1年生。6歳で世界ジュニア、ワールドチャンピオンシップで優勝を果たし世界一。以後国内外大会で世界大会5勝を含む優勝回数270というから驚きだ。

大会開催が待ち遠しい。

1960年開場の姉ヶ崎CC。ダンロップオープンや関東オープンなど、数々のトーナメントを開催してきた(PHOTO/Hidehisa Hosoda)

週刊ゴルフダイジェスト2023年1月24日号より