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【ギアラボ】飛びとやさしさ、ここに極まる。キャロウェイ「グレートビッグバーサ」最新作デビュー!
ギアラボ
“やさしく飛ばせる”クラブの代名詞ともいえる『ビッグバーサ』に往年の名器『グレート』の名を冠したモデルが新登場。最新の技術と最高の素材を結集したクラブだとメーカーは胸を張るが、その実態は果たして……。ギアラボ取材班が徹底調査した。
PHOTO／Tomoya Nomura、Takanori Miki THANKS／ゴールデンクロスCC ILLUST／オーグロ慎太郎
ギア探偵●金田一飛助
テクノロジーの謎を次々解き、本当の性能をあぶりだす“ギア探偵”
“上限”を取っ払いとことん性能を重視
『グレートビッグバーサ』（GBB）といえば、チタンドライバーの礎を築いたモデルとして、歴史に名を刻む名器。そのGBBの新作が今秋登場。なにやら素材にも製法にも上限を設けないプレミアムな仕上がりのようだ。
「ドライバーは、チタンボディ、鍛造のチタンフェース、クラウンとソールには2種類のカーボンを使い分けている。FW、UTは、高比重のタングステンウェイト等も装着。テクノロジーを見ても、AI設計のフェース、2本柱のJAILBREAK AIスピードフレームなどなど、持てる技術をすべて注ぎ込んでいると言っても過言ではない。GBBの大命題である“飛び”と“やさしさ”を極限まで追求した超贅沢なクラブであることがうかがえる」（金田一）
アイアンはさらに凄いことになっているとギア探偵は続ける。
「ヘッド後方に装着されている高比重のタングステンは重さが最大約145g。これは実にヘッドの重さの半分以上。極めて低深重心となり、地面からのショットで芯でとらえやすく、球も上がりやすいことは容易に想像できる。ウレタンも内部に充填され、チタンフェースの弾きの良さは維持しつつ、打感への配慮も抜かりない。ドライバーからアイアンまで、最高の素材と最先端の技術を集めた今回のGBBは“ザ・キャロウェイ”と謳えるようなモデルだ。緑がかったシルバーメタリックの色やデザインも所有感を満たす。至高であり、他とかぶらない孤高のモデルと言えるだろう」
90年代後半ゴルフ界を席巻した『GBB』
アマチュア目線のモノづくりで人気を博した『ビッグバーサ』。そのチタンモデルの『グレートビッグバーサ』は飛びとやさしさが支持を集め、プロ、アマ問わず愛用者が爆発的に増えた。“やさしいは飛ぶ”、という概念を作ったモデルだ
最高級の素材を惜しみなくつぎ込んでいる!
ニュー「GBB」ラインナップ
やさしい顔して“強い球”!
「完全に想像の斜め上をいってます」
試打／福永和宏
多くのクラブを試し、その性能の違いを繊細に感じ取る。クラブ開発へのアドバイスも行っている。ツアー1勝
シニア向けのヤワなクラブでしょ、と思ってなめていた、という福永プロ。「ヘッドの投影面積は大きいし、軽量だし、と思って打ったらとんでもない。強弾道で抜群の飛距離性能。でもGBBらしいやさしさも十分。いい意味で裏切られました」
GBB ドライバー
クラブの目利きも満足できる落ち着いた打感と打音。だけど弾きの良さは最高レベル
「予想に反して落ち着いた打感と打音。フェースに一瞬乗る感じがあって、コントロールもできる。でも実際は反発性能が高いんでしょう、中弾道のライナーでぶっ飛びます。やや開いて当たっても球が弱くならないのもいい」
GBB フェアウェイウッド
やさしく高い球が打てて、しかも風に負けない強弾道
「最近のものの中でもかなりの大型ヘッド。それだけに安心感は大きいです。ポーンと上がるクラブかと思いきや、ドライバー同様に強い球で驚きます。それでいて弾道も高いから大きなキャリーで飛ばせる。打つとどんどん好きになるFWです」
GBB ユーティリティ
大きな落下角度でピンをデッドに狙える
「これもヘッドが大きいですね。FWかのような印象を受けます。かなりの低重心なので、ボールが楽に上がるため、常にキャリー距離での計算が立つ。これだけ大きな落下角度が得られれば、アグレッシブにピンを狙っていけますよ」
GBB アイアン
下めヒットに滅法強い。タングステン効果ですね
「これ、本当にチタンフェース!? 軟鉄鍛造かと思うほど打感がいいですね。低深重心効果で驚くほど球が上がります。芯も広いですが、とりわけ下めのヒットに強いですね。薄い当たりでもグリーン手前ハザードをクリアしてくれそうです」
※「グレートビッグバーサ」はCALLAWAY SELECTED STOREにて数量限定で販売
月刊ゴルフダイジェスト2023年1月号より
