世界中の男女ツアーで圧倒的な使用率を誇るオデッセイのパター。 今シーズンの国内女子ツアーでも快進撃は止まらない。開幕戦のダイキンオーキッドからミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンまで29戦中21勝。日本女子プロゴルフ選手権では出場選手の約6割が使用していた。

PHOTO／Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa、Shinji Osawa、Hiroaki Arihara、雑協共同撮影

「ホワイトホットOG」だけですでに13勝

9月に行われたメジャー、日本女子プロ選手権で独自調査を敢行すると、出場132人中、なんと77人もがオデッセイのパターを使用していた。試合はご存じの通り19歳の川﨑春花が大混戦を制し大会史上最年少優勝。彼女が使っていたパターもオデッセイで、2位の山下美夢有をはじめ、10位タイまでの16人中10名がオデッセイと、使用選手が上位の大半を占める。愛用者が多いだけでなく、オデッセイのパターがスコアメイクに貢献していることが分かるだろう。

ヘッド形状、シリーズが豊富にラインナップされているオデッセイだが、日本女子プロで人気だったのは「ホワイト ホット OG」シリーズで19人が使用。今季5勝の西郷真央はこのシリーズの「ロッシー」を使用。山下美夢有が「2‐ボール ブレード」で3勝、西村優菜が「#7S」、岩井千怜が「#1 WCS」で、それぞれ2勝と、「ホワイト ホット OG」シリーズだけですでに13勝を挙げている。また、最新の2022モデル「トライ‐ホット 5K」シリーズと「イレブン」シリーズも、上田桃子、尾関彩美悠の勝利に貢献している。

今季29戦中21勝!
オデッセイの勝率は72.4%

日本女子プロ選手権優勝　川﨑春花
『トゥーロン サンディエゴ』

ダイキンオーキッドレディスなど5勝
西郷真央

ニチレイレディスなど2勝
西村優菜

NEC軽井沢72ゴルフなど2勝
岩井千怜

サロンパスカップなど3勝
山下美夢有

週刊ゴルフダイジェスト2022年10月18日号より