本格派なのにやさしい! アイアンの匠「藤本技工」が提案する新世代鍛キャビ
PHOTO/Masaaki Nishimoto
ほかの人とはかぶらない“ツウ好み”のアイテムを紹介する「ゴルフポケット名作選」。今回は、職人の技が光る藤本技工のオリジナルアイアンをクローズアップ。
知る人ぞ知る軟鉄鍛造アイアンの匠・藤本技工。中上級者仕様の『FG101CBフォージド』の開発テスト中に、「もう少しつかまりやすく、アベレージでも使えるやさしい鍛造アイアンを」という声が上がって製作したのが、この『FG102CBフォージド』。
精密鍛造の美しい仕上がりと、深めのキャビティバック、スクエアに構えやすく球をつかまえやすいセミグースネックが特徴だ。実際に打ってみると、通常の軟鉄素材S25よりもさらに軟らかいS15CKが生む、球に食いつく感触に驚くはず。また、7番で30度というストロングロフト設定により抜群の飛距離性能も実現している。
製作を担当した藤本雄介さんは「この『FG102』は、ネックにオフセットがついているので球のつかまりは申しぶんないはず。フルキャビティで球がやさしく上がる設計なので、幅広いゴルファーの方に使っていただけるモデルです」と話す。
国産アイアンの故郷、兵庫県市川町で半世紀以上、鍛造アイアンと鍛造ウェッジを作り続ける藤本技工ならではのやさしい本格派。なんとも贅沢なアイアンだ。
鍛造アイアン発祥地・市川町
火造りを今に伝える職人集団「藤本技工」
右手前が代表の藤本勝也さん。右端が雄介さん。藤本一家の匠たち 伝統の研磨、鍛造の技術と最新テクノロジーを融合させた自信作
加熱した鉄を叩き、延ばし、製品化する先代の火造りの技術。これに最新の精密鍛造と研磨のテクノロジーを融合させた、職人集団・藤本技工。“ジェット”こと尾崎健夫がウェッジ契約するほか、20人以上のプロがアイアン、ウェッジを使用している
藤本技工 FG102CBフォージド
ホーゼルの裏にはFUJIMOTO GIKOHの刻印。ホーゼルソケットの赤いラインがアクセント スコアライン幅は52ミリ。コンパクトすぎないヘッドサイズが特徴
●価格/17万1600円(5I~PWの6本セット・税込)、2万8600円(4I単品・税込)
●ヘッド素材/軟鉄S15CK鍛造
●メッキ仕様/ニッケルサテン・クロムメッキ
●シャフト/NSプロ950GH neo(S・R)
●グリップ/FUJIMOTOオレンジラインBL有(イオミック製)
●ロフト/5I=23度、 6I=26度、7I=30度、8I=34度、9I=39度、PW=44度
●バランス/D1
●納期/注文から30日
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週刊ゴルフダイジェスト2021年1月26日号より