【プロスペック】持ち球をフェードに変えて、シャフトもチェンジ! 小祝さくらの14本
プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、スウィング改造により持ち球をフェードに変えた小祝さくらのセッティングに注目。
PHOTO/KJR(クラブ)、Tsukasa Kobayashi(人物)
今季からタッグを組む吉田直樹コーチとの取り組みで、ドローからフェードへ持ち球を変更した小祝さくら。
クラブを見ると、大きく変更しているのがシャフトだ。昨年まで、ドライバーは「スリクソン ZX5」のヘッドに、つかまり系でドローボールと相性のいい「ツアーAD PT」シャフトを挿していたが、今季は同じZX5のヘッドに、低スピンで直進性に優れている「ディアマナZF」のシャフトへ変更。
3Wと5Wもドライバー同様にツアーAD PTからディアマナZFにスイッチしている。長年愛用する2本のUT「スリクソンZH85」も同系列の「ディアマナ サンプ」に変更した。
これについて、ダンロップのツアー担当は、「さまざまなシャフトをテストした結果、いま取り組んでいるスウィングに一番フィットしたのが、現在のディアマナZFでした」とコメント。
アイアンは昨秋から「スリクソンZ585」と「スリクソンZX7」のコンボセットだが、スピンが強くかかるZX7を9I&PWの2本から、8Iからの3本に増やした。ピンをデッドに狙えるフェードを生かしてバーディチャンスを増やそうという狙いだろう。今後、ZX7の番手が増えていくかもしれない。
また、3本のウェッジを含めたアイアンのシャフトを「ダイナミックゴールド95」から「85」へ約10グラム軽量化している。
現在のパターは「オデッセイ TEN」。これにスーパーストロークのグリップを装着。
今季の18ホール平均バーディ数は3.37で10位。昨季は3.53の5位だったので、バーディパットをこのパターで確実に決められる確率が上がれば、全体の成績もさらに上がるはずだ。
パターはTENシリーズのトリプルトラック、軟らかな打感のホワイトホットインサートモデル。グリップはテーパーのないスーパーストローク
小祝さくらの14本セッティング
週刊ゴルフダイジェスト2022年9月13日号より