Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • ギア
  • 【プロスペック】持ち球をフェードに変えて、シャフトもチェンジ! 小祝さくらの14本

【プロスペック】持ち球をフェードに変えて、シャフトもチェンジ! 小祝さくらの14本

プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、スウィング改造により持ち球をフェードに変えた小祝さくらのセッティングに注目。

PHOTO/KJR(クラブ)、Tsukasa Kobayashi(人物)

小祝さくら
1998年4月生まれ。北海道出身。飛鳥未来高校を経て2017年プロ入り。2020-21年シーズン5勝、今季はリゾートトラストで1勝。現在の平均ストローク70.81はツアー6位

今季からタッグを組む吉田直樹コーチとの取り組みで、ドローからフェードへ持ち球を変更した小祝さくら。

クラブを見ると、大きく変更しているのがシャフトだ。昨年まで、ドライバーは「スリクソン ZX5」のヘッドに、つかまり系でドローボールと相性のいい「ツアーAD PT」シャフトを挿していたが、今季は同じZX5のヘッドに、低スピンで直進性に優れている「ディアマナZF」のシャフトへ変更。

3Wと5Wもドライバー同様にツアーAD PTからディアマナZFにスイッチしている。長年愛用する2本のUT「スリクソンZH85」も同系列の「ディアマナ サンプ」に変更した。

これについて、ダンロップのツアー担当は、「さまざまなシャフトをテストした結果、いま取り組んでいるスウィングに一番フィットしたのが、現在のディアマナZFでした」とコメント。

アイアンは昨秋から「スリクソンZ585」と「スリクソンZX7」のコンボセットだが、スピンが強くかかるZX7を9I&PWの2本から、8Iからの3本に増やした。ピンをデッドに狙えるフェードを生かしてバーディチャンスを増やそうという狙いだろう。今後、ZX7の番手が増えていくかもしれない。

また、3本のウェッジを含めたアイアンのシャフトを「ダイナミックゴールド95」から「85」へ約10グラム軽量化している。

現在のパターは「オデッセイ TEN」。これにスーパーストロークのグリップを装着。

今季の18ホール平均バーディ数は3.37で10位。昨季は3.53の5位だったので、バーディパットをこのパターで確実に決められる確率が上がれば、全体の成績もさらに上がるはずだ。

フェードが打ちやすいディアマナZF-50(S)シャフトを装着。ヘッドは従来モデルのままで、ロフトを0.5度立てて使うところも同様だ。ドライバーの平均飛距離は246ヤードで、昨年より5ヤード伸びている
2018年から愛用する2本のUTのシャフトも、ツアーAD HY-75からディアマナThump-h90にスイッチ。高い打ち出しでフェースの挙動が安定するシャフト
現在は5I~7IがスリクソンZ585。8I~PWがスリクソンZX7というコンボセッティング。パーオン率は昨季の71.73%(14位)から今季72.29%(5位)と上昇。写真は9I
ウェッジはクリーブランドのRTX-3。表示ロフト48度は47度に立て、50度は51度に寝かせて使用。47度と51度はオールラウンドなV-MGバウンス。58度は硬めの地面やバンカーに適したV-LGローバウンス

パターはTENシリーズのトリプルトラック、軟らかな打感のホワイトホットインサートモデル。グリップはテーパーのないスーパーストローク

小祝さくらの14本セッティング

週刊ゴルフダイジェスト2022年9月13日号より