【ゴルフポケット名作選】アプローチの技術がいらなくなる!? どんなライでも抜群の抜け!「JPプレミアムウェッジ」
ほかの人とはかぶらない“ツウ好み”のアイテムを紹介する「ゴルフポケット名作選」。今回は、アメリカの有名クラブデザイナーが製作した珠玉のウェッジをご紹介。
PHOTO/Tomoya Nomura、A&Y
ジェイムス・パトリック
マグレガーゴルフの伝説的なグラインダー、ドン・ホワイトに師事しクラフトマンとして腕を磨く。タイトリストに入り、JP by Titleistウェッジが米国で人気に。2018年退社、自らのブランドでJPプレミアムウェッジの製作を開始、今に至る
打ちやすさの限界に挑戦
クラブデザイナー&エンジニア、ジェイムス・パトリック。自身のブランドを確立しようとビッグメーカーから独立、そして生まれたのが、このJPウェッジだ。ミッドバウンスの52度と58度をコースでテストした早川佳智プロに感想を聞いた。
「極端な話ですが、このウェッジがあれば、技術は要らないんじゃないかな(笑)。というのは持ち上げすぎかもしれませんが、上手く打とうと思わなくても上手く打てちゃう信じられないウェッジです。とくに凄いのは、深いラフやベアグラウンドからでも超簡単に打てるというか、まったくミスしないこと。深いラフは、ボールがやさしくフワッと出て、ヘッドがまったく芝に絡みつかない。これはトウ側にタングステンが配分されているからか、フェースが返る動きが入らないので、芝に引っかからず真っすぐヘッドが抜けてくれて、フワッと球が飛び出してくれます」
接点が一点だから抜けがいい
「ベアグラウンドでも、ザックリの心配は無用です。ソール形状のおかげだと思いますが、地面との接点が1点で、地面に触れるところが少ないので抜けがよく、ボールの下にヘッドが入ってくれる。ライが悪いとハンドファーストでボールをクリーンに打ちたくなりますが、そんな必要はありません。抜けがいいからといって、ダルマ落としになるわけでもなく、フェースにボールが乗る感覚が出るのがすごい! ライを選ばずノンプレッシャーで打てる“奇跡のウェッジ”です」
「トウ寄りに埋め込まれたウェイトのおかげで、深いラフからでもヘッドが返りすぎず、真っすぐ抜けます。脱出だけでなく、ラインも出ます」(早川)
手前から入れてもザックリが出ない
「よく、ボールの手前からヘッドを滑らすように打つというレッスンがありますが、このウェッジならかなり手前から入れても本当にザックリしません。アプローチが苦手な人には絶対におすすめ。顔は、52度も58度もいたってオーソドックスなきれいなティアドロップ型。ボールを拾ってくれるイメージも湧くので性能面と視覚面が融合して、ライを選ばずボールを拾えて距離感も出せる。打感も軟らかく非の打ちどころがないですね」
「地面とソールとの接点が小さいので抜けが本当にいいです。ベアグラウンドからでも、過度なハンドファーストで構えずに普通に振ればダフらずにボールを拾ってくれます。ダフることがまずありません」
JPプレミアムウェッジ by James Patrick
●価格/9万6800円
●ロフト:48度、50度、52度、54度、56度、58度
●ヘッド:鍛造削り出しヘッド+タングステンウェイト・インジェクションウェイト・チタンバックフェース
●シャフト:ダイナミックゴールド120(S200)
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週刊ゴルフダイジェスト2022年8月23・30日合併号より