チャンスをモノにする“100Yウェッジ”持ってますか? 最新13モデルの46~52度を試打検証
ピンまでピッタリ100ヤード! 確実にオンさせたい距離だが、PWだと大きいし、AWだと届かない……そんな事態に直面したケースはないだろうか。ピッタリ100Yを打てるウェッジがバッグに入っていれば、自信を持って打っていけるし、100Yを基準に短い距離もコントロールしやすくなる。そこで今回は、46~52度の最新ウェッジを集めて一斉試打。あなたにピッタリの「100Yウェッジ」がきっと見つかる!
PHOTO/Tomoya Nomura、Tadashi Anezaki THANKS/ETGS千葉校
試打・解説/香西成都
元ナイキスタッフプレーヤー。ゴルフパートナーでのスタッフ経験もあり、技術だけでなくギアへの造詣が深い。ETGS千葉校にてレッスンを行う
女子プロは必ず
「100Yウェッジ」を入れている
プロ2年目の2018年に「昨シーズンまでの反省として、残り100ヤードくらいの距離から寄せ切れないことが多く、それを解消するために入れました」と、「100ヤードウェッジ」として51度を投入した小祝さくら。「プレッシャーがかかる大事な場面で、その距離を寄せられなかったら勝負になりません。実際、100ヤードに不安がなくなり、精度が上がりました」(小祝)。微妙な距離を、その時々の振り幅などで調整するのではなく、クラブのロフトに頼るのが小祝の選択だった。
小祝以外にも、女子プロの多くが100Yを打つためのウェッジをバッグに入れている。これについて、ギアへの造詣が深い香西成都プロは次のように分析する。
「“100ヤードウェッジ”を入れるプロが多いのは、グリーンまで残り100ヤードを基準にして攻め方を考えているからでしょう。もちろんアマチュアの場合、100ヤードどころか、決まった距離を残すのは難しい。ただ、ひとつの基準として、100Yちょうどが打てるウェッジがあると、コントロールショットの計算もしやすくなり、100Y以内の距離が合わせやすくなるんです。かつてはPWの下はSW1本という人もいましたが、PWのロフトが立ってしまった今、46〜52度のウェッジの重要性が増しているんです」
小祝さくらは50度を1度寝かせた『51度』
女子プロの100ヤードウェッジは48度~51度
13モデルの46~52度を試打
あなたにピッタリの100Yウェッジは?
週刊ゴルフダイジェスト2022年7月19日号より