プロが続々テスト中! 新しい『JAWS』ウェッジはフェース面だけがノーメッキ「“生溝”がボールに食らいつく」
2019年に発売されたキャロウェイ「JAWS」ウェッジ。翌年には鍛造モデルの「JAWS FORGED」、昨年はスコアラインがフェース全面に配された「JAWS FULL TOE」と進化してきたが、最新モデルは「JAWS RAW」。「RAW(生)」の名の通り、ノーメッキ仕様となった。
PHOTO/Hiroaki Arihara、Hiroyuki Okazawa
キャロウェイ
JAWS RAW ウェッジ
フェース面だけノーメッキ
「1発目を打った瞬間から、フェースに球が乗る感じがありました」と言うのは、すでに52度、56度、60度と3本の「JAWS RAW」をバッグに入れて試合を戦っている中里光之介。
「打感も軟らかいし、見た目もシンプルで僕の好きな顔。リーディングエッジがストレートでグースの度合いが小さく、左に飛ぶイメージが出ないので、いい意味で左に振り抜ける。だから球がフェースに乗りやすいんだと思います。球が乗るから、少し突っ込み気味でスピンを入れていける。ランニングも打てるし、上げてスピンをかけることもできる。短い距離でもスピンがかかるし、80 ヤード、90ヤードといったグリーン周りでもすごくいいんです」と実戦投入に至った理由を語る。
「フェースにボールが“スッ”と乗っていく」(中里光之介)
ほかにも男子では石川遼や河本力ら、女子は上田桃子や西村優菜といったキャロウェイ契約選手がテスト中で、実戦投入も近いといわれている。
「JAWS RAW」のいちばんの特徴はフェース面のスコアラインが配されている部分だけノーメッキだということ。スコアラインにメッキをかけないことで、溝のエッジがより鋭くなり、「JAWS」の高いスピン性能を最大限引き出せるようになった。フェース以外はメッキ加工が施されているため、錆びることなく手入れも簡単。つまり、プロも納得のスピン性能を持つウェッジを、アマチュアも気軽に長期間使うことができるのだ。7月下旬の発売が待ち遠しい!
トウ側のウェイトポートに2つのタングステンウェイトを装着(54度と56度は1つ)。重心をフェース中央に設定するとともに、フェースを開いたときにトウ寄りで打ってもヘッドがブレにくくなった
契約選手が続々とテスト中。実戦投入も近い!?
週刊ゴルフダイジェスト2022年7月19日号より