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【マーク・リーシュマン】得意な番手は“地面から打つ長いクラブ” セカンドショットから負け知らずのクラブセッティング

グリーンを狙うショット精度が高いのが武器で、特に200~250㍎のセカンドが抜群のリーシュマンのクラブ感とは?

2005年にプロ転向。2009年から米ツアーに本格参戦し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。2012年トラベラーズ選手権で初優勝。2020年ファーマーズインシュランスオープンでツアー通算5勝目を挙げた

コースに合わせて決める
キャロウェイ ローグサブゼロ フェアウェイウッド

身長188センチ、体重91㌔のマーク・リーシュマン。ドライバーの飛距離は平均300㍎を超えるが、ランキングは68位と体格の割には飛ぶ方ではない。

リーシュマン だから、セカンドの距離が残るんです。この『ローグサブゼロ』の5番ウッドが生命線だね。

フェースのトウ上を削ってあるので、全体にかぶって見えない

リーシュマン また、『ローグ』はスピンが多い。『サブゼロ』ならスピンを操作できるのがいいし、シャフトも操作性がよくて、余計なことをしないのがいいね。

ミート率の高さを示すセンターに集中した打痕

ドライバーが飛ばず長いセカンドが残っても、乗せる。ツアーでのデーターを見ると、パーオン率はそれほど高くないが、200~250㍎エリアから乗せる率は常に上位に入っている。米ツアー5勝、欧州ツアー1勝の原動力だ。

アイアンと同じ顔で構えやすい
キャロウェイ エイペックスUT

スウィートエリアが広い中空構造のエイペックスユーティリティ。高い操作性を保持したまま寛容性も高める中空構造を採用している。

2016年から使用を開始し、変更した時期もあるが、最終的にはこれに戻っている。

リーシュマン 多少のラフでも球が拾いやすく、抜けもいいコンパクトヘッドがいいね。シャフトはヘッドが暴れず、適度なしなりで振りやすく、アイアンと同じ重いシャフトも気に入っているよ。

キャロウェイと契約直後から愛用のエイペックスユーティリティ

マーク・リーシュマン

ライン出しでも飛距離が落ちない
キャロウェイ マーベリックプロト

リーシュマン ドライバーは、ツアーでは飛ぶ方ではないし、曲がるタイプなので、少しでもショットを安定させたい。

というリーシュマンが選んだのが、キャロウェイの新しい『マーベリック』だ。

サブゼロと同じ2つのウェイト。スピン量が抑えられて強弾道が打てる

リーシュマン 構えた感じもフェースがあまり開いていなくて、操作性が高い感じですごく扱いやすい。シャフトも、イメージ通りのタイミングでインパクトしやすいの良いね。

進化した「AIフェース」。打点がばらついても飛距離が落ちず、安定性もさらに高められている

キャロウェイ エイペックスMB

アイアンも寛容性を求めて、4~6番は飛距離性能が高いキャビティの『エイペックスプロ』に。

リーシュマン 長いセカンドほど、楽に狙いたいアイアンだよ。

長い番手の『エイペックスプロ』と振り感を合わせるために、鉛を張ってバランスアップ

鉛でコンボの整合性を取る

オデッセイ ヴァーサ#6

リーシュマン 自分のストロークがしっかり作れる。白黒のラインで構えやすいのがいいね。

ターゲットを真っすぐ狙いやすいクラブ

FWとUTが厚く
重要度が見て取れる

文/戸川景

PHOTO/Tadashi Anezaki、Hiriaki Arihara

月刊GD2020年6月号より