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【プロスペック】ドライバーは仙台の「ゴルフ5」で購入。契約フリー・岩田寛の14本

プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、昨年の中日クラウンズで6年ぶりの優勝を挙げた岩田寛のセッティングに注目。

PHOTO/Hiroaki Arihara, Tadashi Anezaki

岩田寛

いわたひろし。1981年1月生まれ。宮城県出身。東北福祉大学を経て2004年プロ転向。2020-21シーズンは中日クラウンズで6年ぶりに優勝、賞金ランク16位。ツアー通算3勝

ツアー指折りのショットメーカーでストレートドローの美しい弾道を放つ岩田寛。昨年は5月の中日クラウンズで優勝、その後は日本プロで6位、日本シリーズで8位タイと国内メジャーで上位に入った。現在、クラブ契約フリーの岩田がどのようにドライバーを選んでいったのか、話を聞いてみた。

GD ドライバーのタイトリストTSi3はどのように選んだのでしょう?

岩田 仙台のゴルフ5でドライバーの顔を見て決めました。

GD 試打をして?

岩田 ヘッドにビニールが付いているから試打はできません。(ネック調整機能で)ロフトを立てて使うつもりだったので、ロフトを立てると右を向くことを計算して選んだのがこのTSi3です。

GD つかまりの良さそうな顔を選んだってことですね。

岩田 ここ1年で結構買いました。

GD メーカーには頼まない?

岩田 頼んでわざわざ用意してもらったのに、もし使わなかったら申し訳なくて。だからショップへ行ったほうが早いんです。シャフトだけ会場で組んでもらいました。シャフトは引き続き(ツアーADの)PTです。

GD かなり購入したと?

岩田 いろいろ買って打って、自分の顔の好みに合うのがタイトでした。使い出したのはANAオープン(9月)からですね。試合で使わないとわからないから、ここで使って決めました。安定感を感じました。まあ、技術がないから曲がりますけどね。クラブではなくスウィングを高めないと(笑)。

現在はTSi3のロフト10度モデルも手に入れて調整しているようだ。4月の国内開幕戦、バッグにはどのモデルが入っているのか興味深い。

TSi3のヘッドはトウ寄りにボリュームがあり、ヒール寄りがすっきりした、いわゆる洋梨型のトラディショナル形状。撮影時(ダンロップフェニックス)は9度を8.25度に調整して使っていたが、今は同モデルの10度ロフトも試しているとのこと

アイアンはスリクソンZフォージド。「僕の知る限り、デカマッスル(大きめヘッドのマッスルバック)はスリクソンしかないんです。前から興味がありました。使用はマイナビABC(11月)から」(岩田)

AKIRAのウェッジは7月の日本プロから。H-858はトウとヒールを一段落としたカービングソールを採用し、ショット時の抜けの良さを追求したモデル。岩田は全体重量を軽く調整して使う。写真は58度

岩田寛の14本

週刊ゴルフダイジェスト2022年2月15日号より