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【プロスペック】得意のアイアンは2016年モデルを愛用中。18歳の注目ルーキー・佐藤心結の14本

プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、昨年アマチュアながらスタンレーレディスでプレーオフに進出したの佐藤心結のセッティングに注目。

PHOTO/Yasuo Masuda, Shinji Osawa

佐藤心結

さとうみゆ。2003年7月生まれ、神奈川県出身。プロテスト4位合格、この1月にプロ入り。明秀学園日立高を今春卒業予定。昨年のスタンレーレディスではアマチュアでプレーオフ進出

昨夏のゴルフダイジェスト・ジャパンジュニアカップで優勝、スタンレーレディスの出場権を得て、高校生アマとして3日間10アンダーのトップタイでホールアウトし、渋野日向子らとプレーオフを戦った佐藤心結。11月のプロテストは4位で合格。身長161センチ、飛距離は約250ヤード。ショット力のある期待の新人だ。そんな佐藤に、現在のクラブセッティングについて聞いた。

GD 得意なクラブは?

佐藤 得意なのは9番アイアンです。9番とPWのコントロールショットはいちばん得意なショット。9番は135ヤード、PWは120ヤードが基本ですが、グリーンが止まりやすく普通に打つとスピンで戻りそうな場合、PWや9番でスピンを抑えて打ったりします。

GD ほぼブリヂストンのクラブですね。

佐藤 中学2年からブリヂストンで、アイアンは6年前のモデル。最新モデルに比べると飛ばないと思いますが使い慣れているので。100ヤード前後をいかに2打で上がるかが勝負の分かれ目だと思うので、練習も9番、PW、50度の3本が中心です。

GD 長い番手の好みや使い方については?

佐藤 このドライバーも得意クラブです。ストレート寄りのフェードがイメージしやすく打ちやすいです。試合のパー3は170〜180ヤードぐらいが多いので、UTの5番や5番アイアンもよく練習して、好きな番手です。

ドライバーは「ツアーB X」。ロフト9.5度、長さ44インチ。ウェートをドローポジションに寄せ、さらにソールのヒール寄りに鉛を貼る。ボールがつかまるスペックにしておいて、フェードで飛ばすスタイルだ

5年以上愛用し、手に馴染んでいるというブリヂストンの「ツアーB X-CB」アイアン。セミグースネックの素直な見た目で「スピンを抑えたコントロールがしやすい」という

4UTと5UTを入れる。トップラインのシルエットがアイアンと似ていて、得意のアイアン感覚で打てる。パー3で多用する。写真は24度の5UT

スコアラインの間に、さらに6本のミーリングを配してスピン性能を向上させている「BRMウェッジ」。スピンがかかりすぎると寄せにくいケースではPWのコントロールでピンを狙う。写真は58度

佐藤心結の14本

週刊ゴルフダイジェスト2022年2月8日号より