【永井花奈】右へのミスは絶対に嫌!だから、つかまりすぎるくらいがちょうどいい
17年に初優勝を果たして以来、勝利から遠ざかっているが、毎年シード権を獲得するなど、安定感の高さを示している永井花奈。今回はそんな彼女のセッティングを見ていくとしよう。
3年振りの優勝を目指す
そんな永井の持ち味は、ショット力の高さ。そして、永井がクラブに求めているのは「つかまりのよさ」だ。
ドライバーはとにかくつかまることを重視している。ヒール側に鉛を貼り、つかまり性能をさらにアップさせている
「ドライバーはもともと曲がらないほうなので、こだわりはあまりないんです。でも唯一、球のつかまりがよくないと使いませんね。ミスが出るときは、球がつかまらずに右に飛び出すことが多いので、つかまりすぎるくらいがちょうどいいですね。やっぱり、しっかりつかまらないと強い球は出ませんからね」
クラブを替えることを決して嫌がらず、いいものはどんどん取り入れていく永井は、そのときの自分が求めているものに対してクラブもチョイスしている。ただ、ウェッジだけは長く同じモデルを使っている。
グースで球を乗せられる
ウェッジは球がしっかりフェースに乗ることを求めている
そのため、ネック形状は昔からグースタイプが好み
そのため、ネック形状は昔からグースタイプが好み
「ウェッジは3本入れていますが、すべてグースネックのタイプです。フェースにボールが乗る感覚が強く出るので、思ったとおりの弾道が出しやすいんです。フルショットをするときに、少し滑ってしまうという面もありますが、ウェッジは昔からこのネック形状にこだわって使っています」
フェースの厚さがポイント
FWは丸みを帯びたフォルムでヘッド自体の厚みが感じられる。分厚いインパクトを実現することができる
球が楽に
上がってくれる
UTはソール幅がある程度広くて形状は丸型。フェアウェイウッドからの流れをスムーズに作れて、同じ感覚でスウィングできる
アイアンは
2モデルで迷い中
現在は「RMX020」を使用しているが、ソール幅が広い「120」を使用するか迷っている。「120」のほうがやさしく打てるが、打感や振り心地で「020」を選んでいる
今年から
センターシャフト
パターは今年からセンターシャフトを使用。決定ではなくいろんなものを試しながら決めてい
く
ミスショットの確率を下げる14本
PHOTO/Shinji Osawa
週刊ゴルフダイジェスト2020年6月16日号より