【上達の玉手箱】Vol.88「ドライバーに100gのパターグリップをつけてみました」
TEXT/Yumiko Shigetomi PHOTO/Tadashi Anezaki
日々技術向上のため研鑽を惜しまない片山晋呉の連載「上達の玉手箱」。今月のお話は、ドライバーの重さについて。
僕は体作り、スウィング、道具とあらゆる要素で少しでも飛ぶ方法を探しています。
そのなかでドライバーの重さという問題があって、これに関しては「振り切れる範囲で重ければ重いほうが飛ぶ」が持論。そこでいまの約300gから重量を上げてみようと思ったのですが、単純にヘッドに鉛を貼ったりするのはNG。ヘッドだけが重くなってしまうと振り切れなくなるからです。反対に、手元を重くすれば、ヘッドを重くするよりも、重さをあまり感じないで振れるから、パター用の100gのグリップをドライバーに挿してみたんです。普通のグリップが約50gだから、ドライバーの総重量は50gプラスされて350g以上になりました。
でも手元を重くしたから予想通りそこまでの重さを感じないで振れて、ヘッドが走って初速が上がったので試合に投入してみました。
結果としては重くしすぎたせいで首が痛くなってしまって、使用は断念しました。でも今後も研究は続けますよ。
ヘッドを重くすると振り切れなくなるけど、手元が重くなるぶんにはあまり重さを感じないで振り切れる
月刊ゴルフダイジェスト2021年9月号より