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【マイギアを語ろう】小祝さくら「構えたときの第一印象がクラブ選びの決め手です!」

自身の道具へのこだわりを、プロ自らが語る連載「マイクラブ マイギアを語ろう」。今回は、安定感のあるプレーで賞金女王レースを牽引する小祝さくらにクラブ選びにこだわりを聞いた。

小祝さくら

1998年4月15日生まれ。北海道出身。2019年のサマンサタバサレディースでツアー初優勝。2021年シーズンは2勝を挙げる活躍。現在、もっとも勢いのある女子プロのひとりで、賞金女王を目標に揚げる

大事なのは「操作できる」
イメージが湧くこと

小祝さくらのクラブ選びは慎重だが、頑固ではない。

「クラブを選ぶ際に食わず嫌いはなく、自分のイメージと弾道が合っていればすぐ替えることはあります。でも、一度気に入ったら替える必要性を感じなければ、替えません」

シャフトなども、メーカーの担当者とデータを見ながら、本当にメリットがある場合だけ替える。

「大事なのは、構えたときの第一印象。ヘッドは総じて大きすぎるのは嫌です。でも、これは自分の感覚や見え方の問題だから、実際は大きくても、自分のなかで“操作できる”イメージが出ればいいんです」

現在のドライバー『ZX5』は、ネックからフェースへのつながりが真っすぐに見えて目標に向けやすく、持ち球のドローで“狙える”イメージが出やすかったからか、大きい感じはしなかったという。

「アイアンは自分のゴルフの生命線。パーオン率アップ、バーディ圏内に乗せる確率を上げ、バーディ率を高めていきたいと思っています」

2019年にシャフトをカーボンからスチールに替え、タテ距離のバラツキが抑えられて球筋が安定したという。

ドライバー
狭いホールでも振り切れる!

スリクソン「ZX5」
「ネックからフェースへのつながりが真っすぐに見えて、目標に合わせやすい。すごく安心感があるので狭いホールでも使えます」

フェアウェイウッド
飛びより狙い通りに運べるものを選択

スリクソン「ZX」(3W・5W)
「3Wと5W、3UTと4UTの4本のなかから、コースによって2本を選んでいます。長いパー3があるときは3UTを入れますね」

アイアン
大きすぎず真っすぐ見えることが安心感を生む

スリクソン「Z585」
プロモデルながらストロングロフト設計。飛距離性能と許容性、操作性のバランスが小祝にとって絶妙で、手放せないようだ。シャフトは、「トレーニングの成果で以前よりも振れてきたからスチールに替えました。スチールにしたことで、タテ(距離)のバラツキが抑えられるようになりました」(小祝)

ウェッジ
イメージが出やすくスピンも適度に入る

クリーブランド「RTX-3 V-MG」(47度・51度)「RTX-3 V-LG」(58度)
「形状的にはオーソドックスなものが好き。出球の高さ、飛距離やソールの抜けなどにバラツキの少ない、安定感のあるものがいい」

パター
安定感抜群のセンターシャフト

小祝さくらの14本

※スペックはすべて編集部調べ

月刊ゴルフダイジェスト2021年8月号より