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【ギア選びのウソホント】Vol.248「構えた“見た目”もスウィングに影響する」

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

>>前回のお話はこちら

  • 「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説! >>前回のお話はこちら 前回、ドライバーのネックにはライ角を決める要素があると説明しました。ライ角は、アップライトな(ライ角が立っている)ほどボールがつかまりやすく、フラットな(ライ角が寝ている……

今回からは「見た目」について考えていきたいと思います。クラブをコントロールするゴルフでは、見た目の影響が大きいです。この前提にあるのが「構えやすい」「構えにくい」という感覚です。言ってしまえば、人それぞれ好みが違うわけです。たとえば、ドライバー。アマチュアであれば、ディープフェース(フェース高が厚い)のお尻が短いヘッドより、シャローフェース(フェース高が薄い)のお尻が長いヘッドのほうが、投影面積が大きく、安心感があるはずです。

一方、プロや上級者はディープでお尻の小さいヘッドのほうが強い球が出そう、ヘッドを操作できそう、そう感じる傾向が強いです。この見た目の感じ方はゴルファーそれぞれが持つもので正解はありません。ですが、スライスが出そう、球が上がらなそうといった感覚は、構えにくさでもあります。見た目の影響でミスショットが出やすかったり、エラー動作につながってしまうことは十分にあり得ます。ドライバーを構えたとき、自分にとって本当に構えやすいのか? フェース面の開き具合、かぶり具合はどうか? ロフトの見え方は気持ちいいか? 見た目からくるその感覚を見極めることはとても大切です。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2025年9月23日号より