【ギア選びのウソホント】Vol.246「ドライバーのネックは球のつかまりと関係がある」
堀越良和「ギア選びのウソホント」
「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

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- 「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説! >>前回のお話はこちら 前回はアイアンのネックについて解説しました。今回はパターのネックについてです。パターのネックには、2つの重要な意味があります。ひとつ目は、フェースの向きを決めるためのもの……
今回はドライバーのネックについてです。ドライバーのネックはFP(フェースプログレッション)を決める要素が大きいです。ソールから見てシャフトがどこに挿さっているかがわかりますが、シャフトに対してフェース面がどのくらい前に出ているかでクラブの性能が変わるわけです。
では、FPでどんな違いが出るのか? FPが大きい(フェース面の出っ張りが大きい)とボールは上がりやすくなります。一方、FPが小さい(フェース面の出っ張りが小さい)とボールのつかまりがよくなります。これはアイアンやウェッジのグースネックと同じで、フェースがやや閉じた状態でインパクトしやすくなるからです。
また、ドライバーのネックにはライ角を決める要素も含まれます。基本的にアップライト(ライ角が立っている)はボールがつかまりやすく、フラット(ライ角が寝ている)になるほど、つかまりにくくなります。ただ、ライ角はもっと複雑な要素があるため、それは次回解説します。
ヘッドとシャフトをつなぐネックの位置でドライバーの性能は大きく変わります。ボールをつかまえたいのか? ボールを上げたいのか? 自分がどんな球を打ちたいかで決めることが大切です。

堀越良和
ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」
週刊ゴルフダイジェスト2025年9月9日号より


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