【ギア選びのウソホント】Vol.241「UTは“チップ径”にも注目」
堀越良和「ギア選びのウソホント」
「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

>>前回のお話はこちら
- 「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説! >>前回のお話はこちら これまで打点の話をいろいろとしてきましたが、今回からはFW&UTです。どちらも地面から打つクラブですからアイアンと同様、ライ角が大きく影響するのですが、もうひとつ……
今回はUTの打点に注目します。なぜUTなのか?
UTは大きく2つのタイプが存在するからです。ひとつはフェアウェイウッド型、もうひとつがアイアン型ですが、実はチップ径(ネック部のシャフトの太さ)に違いがあることを知っておいてほしいのです。ドライバーやフェアウェイウッドはチップ径335という細いシャフトで、フェアウェイウッド型のUTに多く使われています。その特徴はヘッドが動きやすく、ボールを拾いやすいことです。つまりヘッドがアッパーブローに動きやすいのです。そうなるとヘッドは緩やかな入射角のほうが合います。これはFP値にも表れていて、フェアウェイウッド型は基本的に刃が出ている、FPが大きいヘッドが主流です。
一方、アイアンに使われるチップ径355は、アイアン型のUTに使用される通常の太さのチップ径です。打ち出しが低く、ボールが強めで、アイアンのように上から打ち込むほど、芯、もしくは芯の上めに当たり、ボールが上がってくれます。このチップ径の違いを知らないままUTを使っていると、チョロやトップが多い、ボールが上がらないなどのミスが止まらなくなります。UTを選ぶ際は、チップ径も必ず確認しましょう。

堀越良和
ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」
週刊ゴルフダイジェスト2025年7月29日号より


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