【ギア選びのウソホント】Vol.238「パターのロフト調整、プロはどうしてる?」
堀越良和「ギア選びのウソホント」
「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

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- 「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説! >>前回のお話はこちら パットの打点を安定させるには「トウフロー」や「ヘッド軌道」が大事だと説明してきましたが、これはフェースの開閉と大きく関わっているからです。そこで今回からは上下の打点に影響……
前回、パットの打点を安定させるには、ロフトも影響すると説明しました。このロフト、アマチュアはどれくらい把握しているでしょうか?
パターにロフト表記はされていませんが、メーカーのサイトを見れば、ロフト角はすぐにわかります。基本的に速いグリーンはロフト少なめ、遅いグリーンはロフト多めが合います。夏本番になれば、グリーンは遅くなりますからロフトの影響で転がりが悪くなる可能性があることも理解できるはずです。では、毎週試合をしているプロはどうしているのか?
ツアー会場には各メーカーのツアーレップがいます。いわゆるプロの用具担当と呼ばれる人たちで、選手に合わせてクラブを調整してくれるのです。その方法は思ったより原始的です。万力を使ってシャフトの付け根をグイッと曲げるのですから。ロフト1度程度ならすぐに調整が可能ですが、その技術はまさに職人芸です。実はスラントネックシャフトなどは、最初から曲がっているわけではなく、真っすぐなシャフトを曲げて作っているのです。だからネックの調整でロフトを寝かせたり立たせたりできるのです。たった1度でもフェースの見え方や転がり方は明らかに変わりますよ。

堀越良和
ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」
週刊ゴルフダイジェスト2025年7月8日号より


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