シニアツアーで「低トルクグリップ」が流行中! 中嶋常幸が語る魅力とは?

パターもゼロトルクが流行っているが、実はグリップにもトルクが存在している。そして今、低トルクグリップがシニアツアーで流行っているという。
PHOTO/Yasuo Masuda

スウィング中にズレが一切ない
パターのゼロトルクがツアーで話題になっているなか、シニアツアーではひそかに“低トルクグリップ”が流行っている。その理由を使用者である中嶋常幸プロに聞いてみた。
「インパクトのときにグリップのトルク(ズレ)というのは少なからずあるんです。だから僕はずっと硬めのグリップを使ってきた。そうしたらこのグリップに出合ったんです。一切トルクを感じないので安心して振っていけるのが魅力。アマチュアの人にも有効だと思うのでぜひ使ってみてほしいですね」
ワタナベグリップ
「SC-シリーズ」

グリップにも「捻じれ」が存在し、捻じれにくくするには硬くするしかなかったが、「SCシリーズ」は、軟らかさを残したまま捻じれにくいグリップを実現した。TXはやや硬め、TSはやや軟らかめ。
中嶋常幸
「ミスヒットした時も一切トルクを感じないので安心してふっていけるんです」


寺西明
寺西は番手によって使い分ける。「軟らかいグリップだとスピンが入りやすいのでウェッジはTS(軟らかいモデル)を使っています」
<その他の使用プロ>
日下部光隆、桑原克典、細川和彦、中山正芳、桑原将一、白潟英純
月刊ゴルフダイジェスト2025年7月号より