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【ギア選びのウソホント】Vol.229「アイアンでトップが多い人は…」

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

>>前回のお話はこちら

  • 「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説! >>前回のお話はこちら 前回までドライバーのカチャカチャで打点を安定させることを説明してきましたが、今回からはアイアンやウェッジなど、他のクラブにおける打点について考えてみましょう。まずはアイア……

前回に引き続き、アイアンの打点について考えていきます。アマチュアのミスは、トップとダフリが多いはずです。ダフリの場合はスウィング軸の問題ですから、頭の位置を安定させる必要があります。基本的に頭の下にヘッドの最下点がきますからスウィングの動きで対処は可能です。

では、トップのミスはどうか? トップの場合、クラブが原因の可能性もあります。トップが出るのは手元が先行しているためで、その結果フェース下めのトウ側に当たりやすくなります。だからライ角を少しフラットにする方法がありますが、フラットにすると振り心地が若干悪くなります。これは重心距離が長くなるからです。そういう場合は、逆転の発想でクラブを半インチ長くするのも手です。それだけでヘッドが下がり、打点が安定しやすくなります。

アイアンでリシャフトはなかなか難しいですが、買い替えるときは長さだけでなく、重さにも注目してみてください。今より少し重めのシャフトにするとトップがなくなる可能性は高いです。極論ですが、クラブが軽ければ、手元は先行します。するとトップが出やすくなるわけです。ただ重すぎるとリリースは早くなるため、適した重さの見極めが重要ですね。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2025年4月29日号より