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【マイギアを語ろう】平田憲聖「ドライバーは1度立てて一番構えやすい顔にしています」

9月に月間3勝、すでに今季4勝を挙げ、今最も勢いのある平田憲聖。学生時代からミズノを使い続け絶対的な信頼が複数回優勝につながったと話す平田がクラブに求めるものとは?

TEXT/Hikaru Togawa PHOTO/Hiroaki Arihara

平田憲聖 2000年11月26日生まれ大阪府出身。大阪学院大時代に学生プロとしてデビュー。昨年は日本プロを含む2勝を挙げ、今季も優勝を積み重ね獲得賞金は1億円を突破

「ターゲットに対して
いかに構えやすいかが大事」

こだわりは少ないほう、と言いつつも、一番気にするのは構えた時の顔と見え方、という平田憲聖。

「性能はすごくいいというものでも、見た目が苦手なクラブは絶対に使えない。だから見目はすごく大事。そこをクリアしてから性能面が入ってきて、14本のセッティングになります」

現在のエースドライバーも“顔”が決め手に。

「左を向いている“顔”は苦手。でも、ドローヒッターだからしっかりつかまる感じもほしいんです。今のヘッドは、ロフトを立てる調整を加えて自分が一番構えやすくて見やすい“顔”にしています。性能面でも操作性が高く、絶対的な信頼感があります」

ドライバー
ミズノ「ST-X230」

ロフト10.5度のヘッドをホーゼルの可変機構で1度立てて9.5度に。フェース向きもわずかに開き、スクエアな見た目になった

ユーティリティ
ミズノ「MP FLI-HI」

飛びすぎないから狙い打ちできる旧モデル
「2010年モデル。学生の頃、顔がいいと思って中古で購入しました。最新のものと違って飛びすぎないし、安定して同じ距離を打てます」

ウェッジ
ミズノ 「T22」

バウンス調整で距離感ピッタリに
「54度だけ少し飛ばなくなっていたので、バウンス角を2度増やしてもらったら、球の下を抜ける感覚がなくなりイメージ通りの距離感に」

フェース面が際立つ
ミラー仕上げが好み

プロや上級者は、日光の反射などが抑えられるサテン仕上げのアイアンを好む傾向があるが、平田は違う。

「特注でミラー仕上げにしてもらっています。純粋にカッコイイのと、構えた時のヘッドの見える感じが好き。市販のものよりかなりシャープに見えるし、フェース面をより感じやすい。シャフト、ヘッドはミラー仕様で光っている感じの一体感があるのに、フェースだけ違うので意識しやすいんです。フェース面とヘッドが全部同じ感じだと、パキッとしないというか」

ネック形状も今どきのストレートネックではなく、ドロー系の弾道とつかまりそうなイメージが湧くセミグースネックが好みだという。

アイアン
ミズノ「JPX 923 TOUR」

「グースが入った昔のタイプの顔で、ちょっと角ばっている感じが好きです。そういうふうに職人さんには削ってもらっています」(平田)

操作性と打感に強くこだわった、軟鉄のみを使用したモデル。トップブレードが薄くソールの後方を落とした設計でシャープな顔立ちを実現。塗装は平田の希望で、一体感を感じやすいミラー仕上げ

グリップは裏挿し

「交換時にロゴの位置が少しでもズレていると気になってしまうし、ここが目安にみたいになるのも苦手。だったら、最初からないほうがいい」

平田憲聖の14本セッティング

※練習日のため16本入っています。試合では、4番はMP FLI-HIを使用予定

月刊ゴルフダイジェスト2024年12月号より