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【ギア選びのウソホント】Vol.197「グリップひとつでパターが変わる!?」

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

先日、パターのグリップを替えてみて、驚いたことがありました。しっかりした打感は好きなのですが、芯が狭くて難しいと感じていたマレット型のパターのグリップを、知人からもらった“クロー用”のグリップに、たまたま交換。このクロー用のグリップ、左手を握る上の部分は普通の形状なのですが、下の部分はクローグリップがしやすい平べったい形状になっています。

実際に打ってみると、このグリップとヘッドの相性が“ドンピシャ”。私は順手の握り方ですが、今まで装着されていたグリップに比べて、右手の親指と人さし指の感覚が、非常に出しやすいのです。また、左手もギュッと力が入りにくく、自然に柔らかく握れる。まさに自分のイメージした通りにパターを動かせるような感覚で打て、ミスヒットに対して寛容性が低いと思っていたこのマレット型のヘッドでも、ビックリするくらい芯にしか当たらなくなりました。コースでももちろん調子がいいですし、何よりも、パット練習があまり好きでなかった私が、この感覚を味わいたくて、毎日マットでボールを転がしています(笑)。ショップのパター売場などで、いろいろなグリップの感触を試してみる必要がありそうですね。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2024年9月3日号より