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【ギア選びのウソホント】Vol.196「ボールは“短所を補う”より“長所を生かす”ものを選びましょう」

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

「どのボールが自分に合うのか?」。アマチュアの方から、よく聞かれる質問です。

「飛ぶと評判だから」「あのプロが使っているから」ということよりも、ボール選びで大切なのは、「自分のプレースタイルで“重き”を置いている部分は、どこなのか」を考えてみることだと思います。 

パッティングに“重き”を置くなら、「打感が軟らかいものがいい」「しっかりとした感触があったほうがいい」といったフィーリングの部分が大切になってくると思いますし、「自分のプレースタイルはグリーン周り重視」ということなら、「低い球でツツッと止めやすい」とか「フワッと上がって、トン・ツツーで寄せやすい」といったスピンのかかり方で選択できると思います。また、グリーンを狙うアイアンショットに“重き”を置く人で、2度くらいストロングロフトのアイアンを使っている場合、「最高到達点の高さを上げたい」という思いから、それに合ったボールを選ぶというチョイスの仕方もありだと思います。

要は、「飛ばないから、飛ぶといわれるボールを選ぶ」というような“弱点”を補うような考え方でなく、自分のプレースタイルで重視している部分を補強してくれる性能を持つボールを選ぶということ。ボール性能をチェックして、まずは1スリーブ試してみましょう。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2024年8月20・27日合併号より