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「マッスルなのに驚くほどやさしい!」“エポンゴルフ”初の契約選手、中西直人の14本

PHOTO/Hiroaki Arihara

プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、今年から「エポンゴルフ」と契約を結んだ中西直人のセッティングに注目!

中西直人
なかにしなおと。1988年生まれ。大阪府出身。日大を経て2010年プロ転向。ツアー優勝こそないものの持ち前の明るさでファンを魅了。今季こそ悲願の初優勝を狙う

今年から、エポンゴルフとサポート契約を結んだ中西直人。使用する「AFツアーMBプロトタイプ」は、マッスルバックながら、驚くほどやさしいという。

「マッスルバックはボールが上がりづらくて難しいというイメージを持っている人が多いと思いますが、このアイアンは本当にやさしくて、そして飛んでくれるんです。オリジナルで作ってもらったプロトタイプになりますが、重心がかなり低く設計されているため、一般的なマッスルバックよりもかなり球が上がってくれます。余計なスピンも抑えられるので、距離のコントロールがしやすい。そして何より見た目が格好いいでしょ。ぼくは見た目の格好よさを重視していて、格好よくないとやる気が起こらないんです。打感も軟らかくて最高のアイアンですよ」

エポンゴルフは大手メーカーのクラブを手掛けていることでも有名なOEMメーカー、遠藤製作所のオリジナルブランド。その技術力は世界でも評価されているが、これまでプロとのクラブ契約はしてこなかった。中西が第1号となるわけだが、中西のギアへのこだわりや愛情の深さに共鳴した結果、マッスルバックの概念を覆すアイアンが誕生した。残念ながらプロトタイプのため我々は入手することができないが、より切れ味を増した中西のアイアンショットに注目したい。

ドライバーは前作の「G410」 から「G425」にチェンジ。弾き感があるのにつかまりがいいという不思議な感覚があり、球の高さもコントロールできる点が気にっている

高く上がって、飛んで、止まるというFWに必要な要素が備わっている。とくに3Wは、プロでさえいいものに出合うのが難しいといわれるほど選び方が難しく、長い間同じモデルを使う選手も多いが、この2本は文句なしだったようだ

ウェッジのソール形状にはとくにこだわりを持っている中西。ソールやバウンスを細かく調整することで、さまざまな芝に対応できる

中西のこだわりはクラブだけにとどまらない。キャディバッグに大きく刻印された「SANRISE」は中西のオリジナルブランド。細部にまでこだわってデザインされている

中西直人の14本
1W ピン G425 MAX(10.5度)/VENTUS ブラック・6X/290Y
3W テーラーメイド SIM MAX(14度)/VENTUS ブルー・7X/260Y
5W テーラーメイド SIM MAX(18度)/VENTUS ブルー・7X/240Y
4UT エポンゴルフ AF-906(24度)/MCI 110・X/225Y
4I エポンゴルフ AF-Tour MBプロトタイプ(25度)/ダイナミックゴールド120・X100/210Y
5I エポンゴルフ AF-Tour MBプロトタイプ(28度)/ダイナミックゴールド120・X100/200Y
6I エポンゴルフ AF-Tour MBプロトタイプ(32度)/ダイナミックゴールド120・X100/190Y
7I エポンゴルフ AF-Tour MBプロトタイプ(36度)/ダイナミックゴールド120・X100/175Y
8I エポンゴルフ AF-Tour MBプロトタイプ(40度)/ダイナミックゴールド120・X100/160Y
9I エポンゴルフ AF-Tour MBプロトタイプ(44度)/ダイナミックゴールド120・X100/145Y
PW エポンゴルフ Tour Wedge タイプM プロトタイプ(48度)/ダイナミックゴールド120・X100/130Y
AW エポンゴルフ Tour Wedge タイプM プロトタイプ(54度)/ダイナミックゴールド120・X100/110Y
SW エポンゴルフ Tour Wedge タイプM プロトタイプ(60度)/ダイナミックゴールド120・X100/80Y
PT スコッティキャメロン サークルT プロトタイプ
BALL タイトリスト プロV1 イエロー

週刊ゴルフダイジェスト2021年4月6日号より