成田美寿々の14本。契約フリーから心機一転! 「本間ゴルフ」を選んだ理由とは?
TEXT/Hikaru Togawa PHOTO/Hiroaki Arihara
自身の道具へのこだわりを、プロ自らが語る連載「マイクラブ マイギアを語ろう」。今回は、今年から本間ゴルフとタッグを組んだ成田美寿々。クラブ契約フリーだったこだわり派の成田が本間ゴルフに惹かれた理由とは?
成田美寿々
1992年10月8日生まれ。千葉県出身。2012年の富士通レディースでツアー初優勝を挙げると、2015年まで毎年勝利を重ねた。2016年は優勝がなかったが、2018年には3勝を挙げ賞金ランク5位に。女子ツアーを引っ張る選手のひとり
振り方に素直に反応してくれる
本間ゴルフとは10本契約を結んだ成田。パターやUTには以前からの愛用モデルも混じっている。
「振ったことに対して、素直に反応してくれるクラブがいい。ちょっとこすって、今のはスライスだな、と思ったら、しっかりスライスになっていてほしい。変に真っすぐ飛んでいたら、それはそれで困るし、気持ち悪い。ミスをしたときにはミスになるクラブがいいんです」(成田)
本間ゴルフのサポート力も魅力的だと話す。
「国内でやっているからレスポンスの早さがすごい。少しのことでも親身になって要望に応えてくれて、めちゃくちゃ安心です」(成田)
以前からあるクラブのこだわりは“顔”にある。
「開いて見えるものは絶対にダメ。UTとかでも塗装の関係で開いて見えるものがけっこうあるけど、そういうのは使えません。無意識につかまえにいってしまって、思い切り引っかけるので」(成田)
もちろん新ドライバーも“真っすぐ向いている”ものを選んでいる。
ドライバー
「顔」「打感」「音」すべてが満足
「パキーンという金属音が嫌いで、こもったというか、鈍い音が好み。サイズも大きいものより小振りのほうが構えやすい」(成田)
フェアウェイウッド
基本は5W。コースによっては3Wも
「FWに求めるのは球がラクに上がることと想定した飛距離が出てくれること。飛びすぎるのはダメです」
ユーティリティ
距離が長いパー3で活躍
3UT/ロッディオ
4UT/本間ゴルフ「T//WORLD GS」
5UT/PXG「0317X」
「5UTを使い始めて、長いパー3がよくなった。最近は長いパー3が増えてきたので3本に。シャフトは5UTに合わせました」
アイアン
シャープな見た目なのにやさしい
「高さを抑えるのは得意なので、上がりやすいクラブがいい。ただしボテッと見えるのは嫌です」
ウェッジ
40~50Yで思い通りのスピンが入る
「深いラフからフワッと打ちたいけど、56度を開くと下を抜けそう……じゃあ60度を、と。6年ぐらい前から」
パター
短いパットが安心して打てる
オデッセイ「オーワークス R-LINE CS」
「好きなのはL字型やピン型。でもショートパットはマレット型のほうが安心できます」
1W 本間ゴルフ T//WORLD TR-440(8.5度)/VIZARD FD-4・S/45.5インチ
5W 本間ゴルフ T//WORLD GS(18度)/テンセイ CKプロ オレンジ・S/42.5インチ
3UT ロッディオ(19度)/テンセイ CKプロ オレンジ・S/―
4UT 本間ゴルフ T//WORLD GS(21度)/テンセイ CKプロ オレンジ・S/40インチ
5UT PXG 0317X(25度)/テンセイ CKプロ オレンジ・S/―
6I 本間ゴルフ T//WORLD TR20-V/KBSツアー CT95・S/37.5インチ
7I 本間ゴルフ T//WORLD TR20-V/KBSツアー CT95・S/37インチ
8I 本間ゴルフ T//WORLD TR20-V/KBSツアー CT95・S/36.5インチ
9I 本間ゴルフ T//WORLD TR20-V/KBSツアー CT95・S/36インチ
PW 本間ゴルフ T//WORLD TR20-V/KBSツアー CT95・S/35.5インチ
AW 本間ゴルフ T//WORLD プロト(50度)/KBSツアー CT95・S/35.25インチ
SW 本間ゴルフ T//WORLD プロト(56度)/KBSツアー CT95・S/35インチ
LW 本間ゴルフ T//WORLD プロト(60度)/KBSツアー CT95・S/35インチ
PT オデッセイ オーワークス R-LINE CS
※スペックはすべて編集部調べ
月刊ゴルフダイジェスト2021年4月号より