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【原英莉花】ジャンボさん譲りの選び方。やさしいクラブは無理ないスウィングを作る

女子ツアーでの活躍が目立つ黄金世代の一人、原英莉花。クラブ選びの考え方も師匠・ジャンボ尾崎の教えに従い、レベルアップしているようだ。

【原英莉花】10 歳からゴルフを始め、2015年にジャンボ尾崎に弟子入り。2018年にステップ・アップ・ツアーで2勝を挙げ、プロテスト合格。2019年6月のリゾートトラストレディスでレギュラーツアー初優勝を飾った

ジャンボの助言でクラブ変更が奏功「ミズノプロ 918」

小振りでシャープなアイアンを好み、昨シーズンまでミズノ「MP55」を愛用していた原英莉花。

 疲れてきたときにキャリーが出なかったり、ミスしたり。師匠のジャンボさんからも勧められて、ミスに強くて高弾道が打てる「ミズノプロ918」に替えました。

 春先にスチールを試しましたが、今はカーボンシャフトのセブンドリーマーズ。このアイアンは直進性が高いのに、フェードもドローもイメージどおり打ちわけられるところがとても気に入っています。

原英莉花

約24グラムの余剰重量をヘッドの四隅に配分し、慣性モーメントを拡大

軟鉄にボロンを添加した新軟鉄鍛造素材を採用。強度が増した薄肉フェースで反発性能がアップ。シャフトはスチールも試して現在はカーボンに

ニューアイアンもテスト中。「打感もよく、大きい
ヘッドなのに刺さらずに抜けます」(原)

ジャンボさんが私のタメに作ってくれた1本「オデッセイ EXOセブンミニ」

 パターはピン型を好んでいましたが、ジャンボさんからマレット型を贈られました。これでパットが良くなり、優勝できたんです。

 今のアイアンの流れからいくと、このパターなのかな、と。ミスに強く、直進性があります。

シャフトは今話題のストロークラボ

スピンが少ない棒球で飛ばせる!「ミズノプロ プロトタイプドライバー」

 このドライバーにしてから、ヒールでミスヒットしてもフェアウェイに残るし、飛距離ロスがほとんどなくなりました。また、持ち球のドローが打ちやすく、フェードもミスになりません。

 シャフトも長尺46.5インチのまま、「テンセイオレンジ」に変更しました。速く振り切れるのがいいですね。

大型ヘッドながらつかまりがいい

ミスにも強いソールの溝

ジャンボさんウェッジをカスタム「マスダゴルフM425プロト」

ウェッジはジャンボに弟子入りして間もなく、譲り受けたという。

 高校2年の終わりから、ずっと使い続けています。以前は80㍎とか50㍎とかで打球が高く出てしまって、距離のコントロールが苦手でした。いただいたウェッジは、つかまって低く出ていくし、キュキュッと止まります。

80㍎以内は、バンカーも含めてSWだけでこなす。

2013 年に、ジャンボがレギュラーツアー初のエージシュートを達成したときの使用モデルがベース

「しっかりつかまり、高さも抑えられてコントロールしやすい」(原)

 AWはほぼフルショットだけ。110㍎まで打ちます。フェードもドローも打ち分けられます。

グースネック形状は、球が浮きやすい日本の芝質に合い、低く打ち出せる

男子プロ並みのシャフトの硬さ

月刊GD9月号より

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