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【ギア選びのウソホント】Vol.176 パターの打感は“ネック形状”でも変わる!

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

パターのフェース面のミーリング加工やインサートの違いで、打感が変わるということを前回、お話ししました。ネック形状の違いでも同じことが言えると思います。

パターのネック形状というと、水平な板の上にパターを置いたときに、クランクネックやショートスラントネックはヘッドが斜めに傾くタイプが多い、ベントネックはフェースが天井を向くフェースバランスのものが多い、といったような重心角やボールのつかまりなどの操作性の部分で語られることが多いですが、実は打感にも大きく影響します。

クランクネックとショートスラントネックでは、ネックのベント(曲がる)部分の長さの違いも影響し、まったく同じヘッドでも、ショートスラントネックのほうが、少ししっかりした打感になるイメージがあります。ネックの形状や、ヘッドのどこについているかによっても、打感の違いを感じます。

「私には、その違いがわかりません」というアマチュアの人は多いのですが、実際にボールを打ってみれば、誰でもその感触の違いに体は必ず反応します。打感はタッチや距離感に関わる大切な部分。だからこそ、様々なパターを打ち比べて、試してほしいと思います。

堀越良和

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2024年3月26日号より