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【ギア選びのウソホント】Vol.154 クラシカルタイプとスニーカータイプ、シューズ選びの基準は?

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

シューズには大きく分けて2種類あり、1つ目は、アッパーに昔ながらの皮革を使用し、ソールは硬めで安定性を求めた「クラシカルタイプ」。もう一つは、軟らかなアッパー素材に、軟らかなソールの「スニーカータイプ」です。

最近のPGAツアーを見ていると「スニーカータイプ」が多くなったように感じます。シューズのソールは地面をしっかりグリップしてくれつつ、アッパーは適度に動いてくれるので、反動を使ういま主流の飛ばしのスウィングにマッチしているからだと思います。飛距離を争う世界ドラコンの動画を見てもらえばそれがより顕著で、出場者のすべてがこの「スニーカータイプ」を履いています。

一方、「クラシカルタイプ」の良さですが、これは性能よりも気持ちで後押ししてくれる気がします。アドレスした際に、身につけているゴルフギアのなかで、自身が見ることのできる唯一のモノがシューズです。ゴルフはメンタルに左右されるスポーツなので、気持ちよくプレーすることはいいスコアに直結するのです。

いまどきスウィングで飛ばしたい人や最先端のデザインが好きな人は「スニーカータイプ」、伝統的なデザインに魅力を感じる人は「クラシカルタイプ」がいいでしょう。

堀越良和

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2023年10月10日号より