キャメロンに替えて苦手克服! 堀川未来夢の14本
PHOTO/Hiroaki Arihara
プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、19年にツアー選手権で初優勝を飾った堀川未来夢のセッティングに注目!
堀川未来夢
ほりかわみくむ。1992年生まれ。神奈川県出身。日本大学ゴルフ部を経てプロの道へ。19年日本ゴルフツアー選手権で悲願の初優勝を飾る
昨年は優勝こそなかったものの、たびたび優勝争いを演じ、今やツアーの中心選手へと成長した堀川未来夢だが、ちょっと気になることを口にしていた。
「ずっとパターはスパイダーのセンターシャフトモデルを使っていて、それを替えるつもりはなかったのですが、昨年の11月からキャメロンのマレットタイプを使っています。一昨年くらいからパッティングに違和感があったんです。試行錯誤した結果いまはこのパターに落ち着いています」
堀川が違和感を覚えるのは上りのパットで、下りでは感じないとのこと。トーナメントのような高速グリーンではパットでストレスを感じないためにオートマチックに動くネオマレット系が重宝されるが、感性を失ってしまうこともある。
「今は上りのロングパットが一番苦手。その点新しく替えたキャメロンは、よく“飛んで”くれるので、小さいスウィングでもしっかり届くのが嬉しいです」
パターと同様に、長年使っていたドライバーも新しいモデルへとチェンジしていた。
「すごく構えやすかったですね。飛距離も出ていますし、直進性も申し分ありません。狭いホールでも狙い撃ちできるので、開幕が楽しみです」
今年の活躍に期待したい。
アドレスでしっくりきたという堀川。弾道をイメージしやすいオーソドックスなフォルムで、直進性がとにかく高い。フェースの反発も適度にあり強い弾道で飛ばせる
2本入れていたUTのうち、1本は7Wに替えたが、この1本は残した。ラフからでも高い球が打てて、攻めのゴルフには欠かせない1本になっている
1W ブリヂストン ツアーB X(9.5度)/ツアーAD PT-7・X/285Y
3W テーラーメイド M4(15度)/ツアーAD PT-9・X/255Y
5W テーラーメイド M4(18度)/ツアーAD PT-9・X/235Y
7W ブリヂストン ツアーB JGR(21度)/ツアーAD PT-9・X/220Y
5UT ブリヂストン J15HY(23度)/DGツアーイシュー・X100/205Y
5I ブリヂストンツアーB X-CB(25度)/DGツアーイシュー・S400/190Y
6I ブリヂストンツアーB X-CB(28度)/DGツアーイシュー・S400/180Y
7I ブリヂストンツアーB X-CB(32度)/DGツアーイシュー・S400/170Y
8I ブリヂストンツアーB X-CB(36度)/DGツアーイシュー・S400/160Y
9I ブリヂストンツアーB X-CB(40度)/DGツアーイシュー・S400/150Y
PW ブリヂストンツアーB X-CB(45度)/DGツアーイシュー・S400/135Y
AW ブリヂストンツアーB XW-F(52度)/DGツアーイシュー・X100/110Y
SW ブリヂストンツアーB XW-F(58度)/DGツアーイシュー・X100/90Y
PT スコッティキャメロン サークルT プロトタイプ
BALL ブリヂストン ツアーB XS
週刊ゴルフダイジェスト2021年3月9日号より