【距離計測器】レーザーVSGPS、あなたはどっち② 最新GPS式の長所とおすすめモデル紹介。イーグルビジョン、ガーミン
目標物までの距離を誤差1ヤードで測れるレーザー式に対して、GPS式の魅力は、カートのGPSナビがつねに手元にあるかのような感覚で、多彩な情報が得られること。コースを俯瞰的にとらえられるので、初めてのコースやキャディさんのいないラウンドでも安心だ。
【解説】酒井南雄人プロ
目黒区のゴルフスタジオ「ジーハード」でレッスンを行う。自身も距離計測器を愛用中
コースレイアウトを上から見ながらプレー
GPS式の距離計測器
多機能なGPS式の最大の利点はカーナビのようにコースレイアウトを上から見ながらプレーできること。コースの全容が把握でき、いま立っている地点から見えないバンカーや池なども、あらかじめ確認できるので、ナイスショットだったのに行ってみたらトラブルだったということも防げる。
酒井 ホームコースを持たず、初めてのコースに行くことが多い人など、より多くの情報を知りたい方にはGPS式がおすすめです。とくにグリーンの形状が分かると、縦の距離だけでなく左右の許容範囲もわかるので、安心してグリーンを狙っていけます。
ホールアウト後のスコア管理もお手の物。ショットを自動的にカウントしてくれるモデルもある。
アプリと連動できるモデルなら、ラウンド記録を保存できる。ティショットの飛距離や1打ごとのボール位置を振り返れて便利。
最新モデル紹介
大画面&簡単操作で高機能
ネクスト(イーグルビジョン)
ハイブリッドGPS機能による高精度計測、計測をせずに確認できる「見るだけ高低差」、電源を入れるだけでスタートする「簡単ナビ機能」など、カンタンな操作で上達と楽しさをサポートしてくれる。
サイズ:幅62mm×縦112mm×厚さ14.7mm
重さ:115g
ディスプレイ:3.0インチ
防水仕様:IPX3相当
電源:リチウムポリマ電池(充電式)
使用時間:約10時間
自動で飛距離が確認できる
ウォッチエース
(イーグルビジョン)
クラブハウスを出たら電源を入れるだけ。カンタン操作でスタートできる。ゴルフ場、コース、ホールを自動で検索して表示してくれる。ボタン操作は一切不要。
サイズ:幅44mm×縦48mm×厚さ14mm
重さ:57g
ディスプレイ:240×240ドット
防水仕様:IPX7
電源:リチウムイオン電池(充電式)
使用時間:約8時間
使いやすい大型タッチスクリーン
アプローチS60(ガーミン)
1.2インチのタッチスクリーンは直射日光の下でも見やすく快適。世界4万コース以上に対応している。スマートフォンと同期すれば電話やSNSなどの着信通知も確認できる。
サイズ:幅47mm×縦47mm×厚さ14mm
重さ:52~61g(カラーによって異なる)
ディスプレイ:直径30.4mm
防水等級:5ATM
使用時間:最大10時間(GPSモード)
わずか43gのスタイリッシュデザイン
アプローチS40(ガーミン)
43gと軽く、ゴルフ以外のシーンでも使いやすいデザイン。スマートウォッチ機能搭載で普段使いの時計としても活用できる
サイズ:幅43.4mm×縦43.4mm×厚さ11.7mm
重さ:43g
ディスプレイ:直径30.4mm
防水等級:5ATM
使用時間:最大15時間(GPSモード)
レーザー+GPSの二刀流
アプローチZ80
レーザーによる高精度な距離計測に加え、GPS位置測位を使用したコースマップ表示が可能。ターゲットまでの距離だけでなくコース全体を把握できる。
内蔵センサーによる手振れ補正機能も搭載しているので、遠方のピンフラッグも捕捉しやすい。捕捉すると照準が黄色に変わり、フラッグマークが表示されるのでとてもわかりやすい。
サイズ:129mm×80mm×厚さ42.1mm
重さ:226g
防水等級:IPX7
バッテリー:充電式リチウムイオン電池
使用時間:最大15時間
測定可能距離:最大350ヤード
測定精度:±0.27ヤード
表示単位:0.1ヤード
収録コース:世界4万1000コース以上
週刊GD2019年10月8日号より